どうして歯石取りは定期的にやったほうがいいの?

皆さんは歯石を定期的に取ってますか?
歯石を取った後というのはスッキリして気持ちがいいものですが、「機械の音が苦手」という人や、歯医者で歯石取りを勧められるから仕方なくやっている、というあまりポジティブでないイメージを持っている人もいることでしょう。

でも、歯医者が定期的な歯石取りを勧めるのにはワケがあるのです。

歯石取りを定期的にやったほうがいい理由

歯医者が定期的に歯石取りを勧めるのには次のような理由があります。

1.歯周病が進行してしまう

歯石は歯ブラシで落とすことができません。そのため、歯石のザラザラした表面に入り込んだ歯周病菌が歯茎に対し、常に悪さをし続けることになります。そのため、歯石を取らないでいる限り、どんなに歯磨きを頑張っても、歯茎は炎症を起こし続けて歯周病がどんどん進行してしまうのです。


2.口臭の原因になる

歯石がついていると、その表面に無数に絡みついている歯周病菌をはじめとする細菌がニオイを放ちます。ですから、歯石がついている状態では、歯磨きだけで口臭予防をすることができず、対人関係にも悪影響を及ぼす危険性があります。


3.全身の病気を引き起こすことがある

歯石がついていると歯周病を悪化させます。そして歯周病菌は血管の中に入り込んだり、呼吸器から肺の方へ行ってしまうことで、心臓病、脳梗塞、糖尿病、肺炎などの病気を起こすことがあるのです。体の健康はお口の環境の良し悪しにかかっていると言ってもいいくらいなのです。




歯石取りはどのくらいの間隔でやるのがいい?

歯石取りの間隔は、一般的には3〜6ヶ月に1度くらいが目安です。ただし、歯周病が重度の場合や、非常に歯石が溜まりやすい人だと、もっと短めの間隔でおすすめすることもあります。

歯石は放置するほど硬くなって取りにくくなるので、歯石取りの時に不快に感じやすくなります。そういう意味でもあまり間隔を開けずに行うのがよいでしょう。