ドクター日記

子どもから大人まで注意!歯周病の原因と対策を知っておきましょう

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログです。

雪や冷たい風に身が縮む季節ですね。体調管理と同じように、歯や歯ぐきの健康にも目を向けてみましょう。

歯周病は誰でもかかるの?

「歯周病は大人になったら必ずなるもの」「一度かかったら治らない」――そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。確かに、歯周病はとても身近な病気ですが、決して「避けられない病気」ではありません。今回は歯周病の原因やかかりやすい年齢、治療方法などについて、わかりやすくご紹介します。

歯周病の原因は?

歯周病の原因は、歯のまわりにたまったプラーク(歯垢)に潜む細菌です。これらの細菌が歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。

特に歯磨きが不十分だったり、定期的な歯科受診ができていなかったりすると、細菌の数が増え、歯ぐきの腫れや出血といった症状が出てきます。

また、喫煙やストレス、糖尿病、加齢、口呼吸なども、歯周病を悪化させるリスク要因です。

何歳からかかる人が多い?

一般的に歯周病は30代ごろから発症する人が増えはじめ、40代以降で症状が悪化しやすくなります
しかし、「気づいたときにはかなり進行していた」というケースも多く、日本人の成人の約8割が何らかの歯周病を抱えているというデータもあるほどです。

子どもでもかかるの?

意外に思われるかもしれませんが、子どもでも「歯肉炎」と呼ばれる初期の歯周病にかかることがあります。特に、永久歯が生えそろう小学校高学年~中学生では、磨き残しによる歯ぐきの炎症がよく見られます。

また、まれに「若年性歯周炎」といって、骨が急激に壊される重症の歯周病にかかることもあり、年齢にかかわらず注意が必要です

一度かかったら治らない?

「歯周病は一度かかると治らない」と思っている方もいますが、正しく治療し、日々のケアを続けることで、進行を止めたり改善したりすることは十分に可能です。

ただし、歯周病によって溶けた骨や、失われた歯ぐきは元に戻らないことが多いため、早期発見・早期治療がとても大切です。

 

歯科ではどんな治療をするの?

歯科医院では、まず歯周ポケット(歯と歯ぐきのすきま)の検査やレントゲン撮影などを行い、歯周病の進行度を確認します。
そのうえで、以下のような治療を進めていきます。

  • スケーリング(歯石除去)
     歯にこびりついた歯石を専用の器具で取り除きます。歯石は自宅のケアでは落とせないため、歯科での処置が必要です。
  • ルートプレーニング
     歯周ポケットの奥深くに入り込んだ歯石や汚れを除去し、歯の根元をきれいにします。
  • 歯磨き指導
     症状の再発を防ぐために、ブラッシングの方法や生活習慣の見直しをサポートします。

症状が進んでいる場合には、外科的処置歯周組織再生療法などが必要になることもあります。

まとめ

歯周病は、年齢を問わず誰にでも起こりうる身近な病気ですが、正しい予防と早めの対応で十分コントロールできる疾患です。

「自分はまだ若いから大丈夫」「痛みがないから平気」と油断せず、日頃のケアと定期的な歯科受診で“守れるお口”を保っていきましょう

歯ぐきの腫れや出血、口臭が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。早めの一歩が、将来の大きな差につながります。

 

食事中の姿勢、見直してみませんか? 〜噛む力と足の接地の意外な関係〜

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログです。

お鍋の季節12月も半ばを過ぎ、年末に向けて忙しさを感じる時期となりました。

温かい食事がいつもよりおいしく感じられる季節ですが、みなさんはどんな姿勢で食事をしていますか?

実は毎日の「食べ方」や「座り方」が、噛む力や歯の健康に影響しています。

今回は、意外と見落としがちな“食事中の姿勢”と“お口の健康”との関係についてお話しします。

足が床についていないと噛む力が下がる?

東京医科歯科大学などの研究では、足が床につかない状態で食事をすると、噛む力が約15%も低下することが明らかになっています(※1)。

足が浮いていると、体幹が不安定になり、しっかりと咬筋(噛むための筋肉)に力が入らなくなるためです。噛む力が弱まると、

  • 食べ物がしっかり咀嚼できず、消化に負担がかかる
  • 顎の関節や歯に不自然な力がかかる
  • 噛み合わせや顎のゆがみにつながる

といった影響が出てくる可能性があります。

咀嚼と姿勢

姿勢の乱れはむし歯や歯周病にも影響?

足が浮いた状態での不安定な食事姿勢は、噛み合わせのバランスや、歯の接触の仕方にも影響を与えることがあります。
歯並びがずれたり、片側だけで噛むくせがつくことで、歯ブラシの届きにくい場所が増え、むし歯や歯周病のリスクが高まるのです。

さらに、姿勢が悪いと唾液の分泌量にも影響が出るという研究報告もあり、ドライマウス(口腔乾燥)や口臭の原因となることもあります。

正しい食事姿勢のポイント

では、どのような姿勢が理想なのでしょうか?
以下を目安に、まずはご自身の食事環境を見直してみてください。

  • 足の裏がしっかり床につくこと(つかない場合は足台を使用)
  • 背筋を伸ばして座ること(背もたれに頼りすぎない)
  • 肘と膝がほぼ直角になる高さの椅子とテーブルを使うこと
  • 食事中にスマホを見ない、テレビから離れる(集中して咀嚼できるように)

これらはお子さまだけでなく、大人にも当てはまる大切な習慣です。

姿勢を正すだけで、噛む力が安定し、食事そのものの満足度も高まると感じる方も多いようです。

市政は歯並びに影響します

姿勢の見直しは、体全体の健康にもつながる

食事中の姿勢を整えることで得られるのは、お口の健康だけではありません。

よく噛むことで脳が活性化され、認知機能の維持にも役立つと言われていますし、正しい姿勢は肩こり・腰痛の予防にもつながります。

姿勢よく食べましょう

特に在宅ワークやスマホ時間が長い現代では、知らず知らずのうちに姿勢が崩れ、噛みしめや顎の不調を起こしている方も増えています。

まずは「食事中の姿勢」から整えてみることが、健康維持の第一歩になるかもしれません。

まとめ

食事中の姿勢は、見落としがちな「お口と身体の健康の入り口」です。

足が床につかない不安定な姿勢は、噛む力の低下だけでなく、歯並びやむし歯・歯周病のリスクにも影響します。まずはご家庭での椅子や足元を見直してみましょう。

気になる噛み合わせや顎の違和感があれば、お気軽にご相談ください。

📚 参考文献

※1:田村文誉ら「足の支持が咀嚼力に及ぼす影響」(東京医科歯科大学大学院)

 

値上げの冬…“予防”で歯科費用を抑えるという考え方

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。
11月も半ばを過ぎ、朝晩の寒さがぐっと深まってきましたね。

値上げの冬こそ歯を大切に
最近は「食料品や日用品の値上げが続いて家計がきびしい…」という声も多く耳にします。

そんな中、「歯医者さんに行くのもちょっとためらってしまう」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし最近の研究では、“虫歯の予防”こそ医療費を抑える最も確実な方法の一つといえるくらい、歯の健康は全身にかかっていることが分かってきました。

そこで今日は「虫歯予防で医療費をおさえる」という視点で、歯の健康のことをお話ししてみたいと思います。

放っておくと“高くつく”のが歯の治療

「少ししみるけど、我慢できるから…」
「痛くなったら行けばいいや」

こんなふうに、症状がはっきり出るまで受診を先延ばしにしてしまう方、意外と多いかもしれません。しかし、虫歯も歯周病も、初期のうちに発見すれば、痛みも少なく、治療も最小限で済むことがほとんどです。

逆に、放っておいたことで進行し、「神経を取る治療」や「被せ物・ブリッジ・入れ歯」といった大がかりな処置が必要になると、時間も費用も何倍にもかかってしまいます。治療が必要になったらすぐに始めるのが一番です。できる限り早く受診しましょう。

歯の治療のコストダウンの秘訣は、早く始めること

定期健診とクリーニングは“未来の節約”

実は、定期的に歯科を受診している人のほうが、長い目で見て医療費が安くすむという研究結果もあります。

3か月~半年に一度、プロの目でお口の中をチェックし、歯石や汚れをしっかり落とすことで、虫歯や歯周病を未然に防ぐことができるのです。

また、「最近かみ合わせが気になる」「朝起きたときに顎が疲れている」などのちょっとした不調も、早めにご相談いただければ、大きなトラブルになる前に対応できます。

 

予防は心身のゆとりにもつながります

虫歯や歯周病が進行すると、治療には何度も通う必要が出てきます。

そうなると、お仕事や家事の負担も増え、心身の疲れにもつながってしまいますよね。

また、痛みや腫れが出てからの治療では、身体へのストレスも大きくなりがちです

予防的に受診し、お口の状態を良い状態に保つことは、経済面だけでなく、健康面や心のゆとりにもつながります。

虫歯予防は心身のゆとりにつながる

まとめ

歯科治療にはお金も時間もかかりますが、予防なら少ない通院で、費用もぐっと抑えられます。

歯のトラブルは、早く気づいて予防すればするほど、身体への負担も費用も少なく済みますし、この冬の出費を少しでも減らしたい方こそ、“お口の見直し”が大切です。

まずは気軽なチェックから始めてみませんか?当院にお気軽にご相談ください。

若者も注意!オーラルフレイル

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

オーラルフレイル(口の機能の衰え)」という言葉、最近よく耳にするようになってきました。

なんとなく「高齢の方に関係する話かな」と思われるかもしれませんが、実は今、若者にもその“はじまりのサイン”が見られることが分かってきています。

オーラルフレイルとは?

オーラルフレイルとは、「噛む力」「飲み込む力」「話す力」など、お口の機能が少しずつ衰えていくことを指します。

初めは目立った症状がなくても、放っておくと、食べにくさ・むせやすさ・滑舌の低下・歯周病の進行など、全身の健康にも関わる問題につながることがあります。

これまで主に高齢者の問題として捉えられてきましたが、最近の調査では10代〜20代の若い世代にも、口の機能に関する不調が広がる傾向にあることが報告されています。

実は若い人にも増えている?

日本歯科医師会の調査によると、20代の約40%が、「滑舌が悪い」「むせることがある」「奥歯で噛みにくい」といった、口腔機能の低下に当てはまる項目を1つ以上経験しているそうです。

さらに10代でも、2人に1人近くがオーラルフレイルの兆候を持っているというデータも。

若い世代で増えている背景には、

  • 柔らかい食事が多い(あまり噛まなくても済む)
  • 早食い・片方だけで噛むくせがある
  • 姿勢が悪く、口呼吸になりやすい
  • 会話の機会が少なく、口の筋肉が使われていない

など、現代の生活習慣の変化が大きく関係しています。

こんな症状があれば要注意!

次のような症状が2つ以上あれば、オーラルフレイルの“はじまり”かもしれません。

  • 硬いものが食べにくくなった
  • 食べ物や飲み物でむせることがある
  • 口が乾きやすい、においが気になる、ふだんから口が開いている
  • 奥歯でしっかり噛みしめられない
  • 滑舌が悪くなったと感じる

ひとつひとつは小さなことですが、積み重なると日常生活に支障をきたす可能性もあります。

 

予防のために今日からできること

オーラルフレイルは、早いうちに気づいて習慣を見直すことが何よりの予防になります。
簡単にできることから始めてみましょう。

  • 食事はよく噛んで食べる(目安は一口30回)
  • 左右両方の歯で噛むよう意識する
  • 会話や発声を意識して増やす(声に出す読書や歌も◎)
  • 唇や舌、頬の体操(お口の筋トレ、パタカラ体操)を取り入れる
  • 定期的に歯科でお口の状態をチェックする

 

 

まとめ

オーラルフレイルは高齢者だけの問題ではなく、若い世代にも起こりうる身近な変化です。

特に最近の若い人たちは、口のはたらきが十分に育っていない可能性があり、よくかむ力が弱くなってきていると言われています。

「噛む」「話す」「飲み込む」といったお口の機能は、将来の健康に大きく関わってきます。小さな変化に早めに気づき、生活習慣を見直すことが予防の第一歩です。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

スポーツの秋に!噛み合わせとスポーツの深い関係

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

日中は暑くても、朝晩は少し気温が下がり、気持ちよく運動できる季節になってきました。

今回は来月の「スポーツの日」に合わせて、運動と歯の関係についてお話しします。

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「歯は健康の入口」とよく言われますが、実は全身のバランスや集中力、運動能力とも密接な関係があります。
今日は、スポーツを楽しむ皆さまにこそ知っていただきたい「歯と身体のつながり」についてお話しします。

「噛む力」と「体幹」はつながっている?

よく噛むことが大切だという話は耳にするかと思います。

実際に、しっかりとした咬み合わせがあることで、首や肩、背中の筋肉に安定した力が伝わることが分かっています。

つまり、噛み合わせが整っていると体幹が安定し、姿勢が良くなるのです。

これはスポーツの場面でも非常に重要です。例えば、野球のバッティングやテニスのスイング、陸上のスタート時の姿勢など、「瞬間的な力を出すとき」に、しっかりと噛みしめられるかどうかが関係してきます。

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噛み合わせが悪いとどうなる?

一方で、噛み合わせにズレや不安定さがあると、力のバランスが崩れやすくなり、首や肩に余計な負担がかかることがあります。

その結果、以下のような症状が出ることも。

  • 体の左右バランスが崩れる
  • スポーツ中に力が入りにくい
  • 片側ばかり使う癖がついてしまう
  • 慢性的な肩こりや頭痛につながる

運動中に“どこか力が入りにくい”“片方だけ疲れやすい”と感じている方は、実は噛み合わせに原因がある場合もあるのです。

歯列矯正は見た目だけじゃない

「矯正歯科は見た目を整えるためのもの」と思われることが多いですが、実は噛み合わせの改善によって、身体全体のバランスやパフォーマンスが向上することもあります。

例えば、

  • 奥歯でしっかり噛めるようになり、安定感が増す
  • 食いしばりや偏った噛み癖が改善され、首や肩の負担が減る
  • 呼吸がしやすくなり、持久力が上がる

など、日常生活はもちろん、スポーツ時にも嬉しい変化が期待できます。

「子どもだからまだ矯正は早い」「大人になってから矯正なんて…」と思われる方もいらっしゃいますが、今ある歯や顎の状態を正しく知ることが、健康への第一歩です。

歯を守るためのマウスピースも

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激しいスポーツをされている方には、スポーツ用マウスピースの使用もおすすめです。

歯を守るだけでなく、顎関節への負担を軽減し、集中力を高める効果もあると言われています。

市販のものではなく、自分の歯に合わせたカスタムメイドのマウスピースを作成することで、フィット感や安全性が格段に高まります。興味のある方は、ぜひご相談ください。

まとめ

プルメリア歯科クリニック
スポーツを楽しむためには、身体だけでなく“お口の健康”も大切です。

噛み合わせのズレは、姿勢やバランス、集中力にも影響することがあります。

気になる症状がある方や、歯並び・矯正について相談したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

この秋、歯からはじめる健康づくりを応援します!

 

忙しくなる前に済ませたいお口のメンテナンス

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

長かった夏休みも終わりに近づき、日常が戻ってくる気配を感じる頃ですね。

お子さんは新学期の準備に、大人の皆さんはお仕事や行事で慌ただしくなるこの時期。そんな今だからこそ、「歯科のメンテナンス」をひとつの区切りとして取り入れてみませんか?

夏の疲れは「お口」にもあらわれます

暑さや生活リズムの乱れは、知らず知らずのうちにお口の中にも影響を与えます。

冷たい飲み物やアイスの摂りすぎ、夜更かしによる歯みがき忘れ、外出先での間食が増えるなど、虫歯や歯周病のリスクが高まる条件が揃っているのが夏の終わりです。

特にこの時期は、「しみる」「歯ぐきが腫れた気がする」「子どもの歯の色が気になる」など、ちょっとした違和感を訴える方が多くいらっしゃいます。

放っておくと、秋以降の忙しさの中で受診が後回しになり、状態が悪化してしまうこともあります。

子どもは「歯のはえかわり」「学校健診の前」に注目!

小学生のお子さんは、乳歯から永久歯へのはえかわりが進む時期です。

前歯に隙間ができたり、生えてきた永久歯の色や形が気になったりと、見た目の変化も起きやすい時期。

また、乳歯の虫歯が進行していた場合、永久歯の健康にも影響が出る可能性があります。

9月以降に予定されている学校健診で「要受診」の紙をもらう前に、一度チェックしておくことで安心感が生まれます。

大人こそ「歯科健診」が健康への第一歩に

大人の場合、虫歯よりも気づきにくいのが歯周病です。

歯ぐきが少し腫れていたり、出血があったりしても「疲れているからかな?」と見過ごしがちですが、実は初期の歯周病のサインであることも。

また、詰め物や被せ物の不具合、小さなヒビ、かみ合わせのズレなども、自覚症状がないまま進行してしまいます。

どんなに忙しくても半年に一度の健診を習慣にしておくと、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

歯のクリーニングで気分もリセット

歯の表面の着色や、歯石のたまりは、家庭のケアだけでは落としきれないもの。
プロによるクリーニングでお口をさっぱり整えると、見た目だけでなく気持ちもリフレッシュします。

「なんとなく歯医者から足が遠のいてしまっていた…」という方も、夏の終わりは再スタートにぴったりのタイミングです。

まとめ

夏の間にたまったお口の疲れをリセットし、秋からの生活に備えるなら今がチャンス。

お子さんのはえかわりチェックや、大人の歯周病予防もこの時期にしておくことで、安心して新学期・新シーズンを迎えられます。

ご家族そろってのメンテナンス、ぜひお気軽にご相談ください。

気づいていますか?ビールと口臭の関係と簡単ケア

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

梅雨も明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね。

最近は「久しぶりにビアガーデンに行ってきました!」と楽しそうにお話しくださる患者さまも多いようです。

外で飲むビールは格別ですが、「飲んだあと、なんだか口が気になる」「翌朝の口臭が気になる」というお声もちらほら。

今回は、お酒と口臭の関係について、わかりやすくお話ししたいと思います。

ビールがおいしい季節です

アルコールで唾液が減る? 口臭が強くなるワケ

ビールをはじめとするアルコール飲料には、利尿作用があります。

トイレが近くなるのはもちろん、体の水分が減ることで口の中も乾きやすくなるのです。

また、アルコールそのものにも脱水作用があるため、飲んだ直後はもちろん、寝ている間に口の中がカラカラになってしまうこともあります。

唾液には口の中を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える働きがあります。この唾液が減ってしまうと、細菌が増えやすくなり、舌の表面に白っぽくたまる「舌苔(ぜったい)」が厚くなる場合があります。

舌苔は口臭の原因にもなります。

口臭

「おつまみ」も口臭に影響します

ビアガーデンでは、にんにく系・揚げ物・濃い味のものを多く食べがちですよね。

こういったおつまみは美味しい反面、胃の中で消化される過程で臭いが強くなったり、唾液の分泌をより抑えてしまうものもあります。

おつまみにも注意

さらに、口呼吸も口臭の原因になります。

鼻ではなく口で呼吸をしていると、口の中が乾き、さらに細菌が増えやすくなりますので要注意です。

アルコール摂取後にできる簡単ケア

では、口臭を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

大事なのは「水分補給と口腔内のリセット」です。

  1. お酒と一緒に水も飲む
     →合間に水を飲むことで、口の中が潤い、アルコールの影響も軽減されます。

  2. 帰宅後はしっかり歯磨きを
     →酔っていると面倒になりますが、歯ブラシだけでなく舌も優しくみがくとより効果的です。

  3. 寝る前にうがい・口ゆすぎをする
     →市販のマウスウォッシュも有効ですが、刺激が強いものは避け、優しいものを選びましょう。

  4. 朝起きたら、まずうがい→歯みがき
     →朝の口臭対策には「起床後すぐ」のケアがとても大切です。

まとめ

夏の夜に楽しむビアガーデン。

おいしいお酒とおしゃべりのひとときは、日常をちょっと豊かにしてくれますね。

そんな楽しい時間のあとに、口臭が気にならないようにするためには、「唾液を減らさないこと」と「舌や歯のケア」がポイントです。

もし、「最近、口臭が気になる」「舌が白っぽいまま…」というようなことがありましたら、気軽にご相談ください。

専門的なクリーニングや、舌の状態のチェックも行っています。

夏を気持ちよく過ごすために、お口のケアも忘れずに!

夜ふかしが続いたら要注意?お口の乾きと生活リズム

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

2025年6月 プルメリア歯科クリニックブログ

湿度の高い日が続きますが、皆さま体調はいかがでしょうか?この季節は生活リズムが乱れやすいもの。

診察のなかでも「最近ちょっと口が乾きやすいんです」というご相談をいただくことがあります。その背景には生活リズムの変化が関わっていることも少なくありません。
今日は「睡眠不足や生活リズムの乱れが唾液の分泌にどう影響するのか?」というテーマでお話しします。

もともと「睡眠中」は唾液が減る

まず大前提として、睡眠中は誰でも唾液の分泌量が大きく減ります

これは自然な生理現象で、寝ている間は体の活動レベルが下がり、副交感神経が優位になるため、唾液の量も昼間の約1/10〜1/20程度になるともいわれています。

「寝る前にしっかり歯みがきを」とお伝えしているのはこのためでもあります。

食べかすがそのまま残っていると、唾液による自浄作用が働きにくく、むし歯菌や歯周病菌が活発になってしまうのです。

夜ふかしが「すぐに」唾液を減らすわけではない

では、夜ふかしをした翌日にいきなり口が乾くかというと、必ずしもそうではありません。
たとえば「たまに夜更かししてしまった」「休日に1日寝坊した」程度で、唾液の分泌量が急激に落ちるという明確なデータはまだありません。

しかしポイントは生活リズムの「継続的な乱れ」や「慢性的な睡眠不足があると話が変わってくる、ということです。

生活リズムの乱れはお口の健康に影響します

慢性的なリズムの乱れが自律神経に影響

唾液の分泌は自律神経の働きと大きく関わっています

昼間の活動時は交感神経と副交感神経がバランスよく働き、リズムよく唾液が分泌されますが、慢性的な生活リズムの乱れや睡眠不足が続くと、自律神経がうまく調整できなくなります。

その結果、日中も口が乾きやすくなったり、夜間の唾液分泌低下がさらに目立ったりすることがあるのです。

生活リズムがどのくらい乱れると歯に影響が出る?

生活リズムがどのくらい乱れると歯に影響が出る

これは個人差が大きいですが、

・毎晩の就寝時間が午前1時〜2時すぎになる
・平日も休日も昼夜逆転に近い生活
・睡眠時間が短く、疲労感が取れない

といった生活が2〜3週間以上続くと、お口の乾きやすさに影響が出てくる方が増えてきます

「最近、朝起きても口がネバつく」「日中も飲み物が手放せない」という変化が出てきたら、ひとつのサインです。

生活リズムと睡眠の質を整えましょう

口の乾燥が続くと、むし歯・歯周病のリスクが上がるだけでなく、口臭や口内炎ができやすくなることも。

そのためにはやはり「生活リズムを整える」「睡眠の質をよくする」ことが大事な予防策のひとつになります。

もちろん、すぐに完璧な早寝早起きにする必要はありません。

まずは起床時間を一定にする、寝る前のスマホ使用を減らす、寝室の環境を整えるなど、できるところから少しずつ整えていくことをおすすめしています。

生活リズムを整えましょう

まとめ

睡眠不足や生活リズムの乱れが「すぐに」唾液量に大きく影響するわけではありませんが、慢性的な乱れが続くことでお口の乾燥や免疫力低下を引き起こしやすくなります

もし最近「口が乾く」「口臭が気になる」「むし歯が増えてきたかも」など気になる症状がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

当院でも定期的なクリーニングやお口の状態チェックを通じて、みなさまの健康づくりをサポートしていきたいと思います。

初夏の紫外線と口元ケア

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

初夏の紫外線に注意

 5月は春から初夏へと季節が移り変わるタイミング。日差しもぐんと強くなり、紫外線量が一気に増える季節です。

肌への紫外線対策は多くの方が気にされていますが、意外と忘れがちなのが「口元のケア」

今回は、唇や口角、口の中の粘膜を紫外線から守るためにできること、そして歯科医師の視点からお伝えしたい注意点をご紹介します。

紫外線は唇や口の中にも届いている

唇は皮膚よりもずっと薄く、メラニン色素も少ないため、紫外線によるダメージを受けやすい部位です。

特に下唇は、上向きになっているぶん紫外線を直接受けやすく、長時間の外出やスポーツ、園芸やレジャーなどの活動時に炎症や荒れを引き起こすことがあります。

また、紫外線の影響は唇だけにとどまりません。口角や舌、頬の内側といった粘膜にも影響を与えることがあります。

口内炎ができやすくなったり、免疫力が下がったタイミングで「口唇ヘルペス」が出たりする方も少なくありません。

歯科医師の立場から見ると、唇や粘膜の小さな異変が、より大きな健康トラブルのサインになっているケースもあります。

たとえば、再発性の口内炎や、口角炎がなかなか治らない場合は、栄養不足や糖尿病といった全身疾患が関係している可能性もあります

唇と粘膜を守るためにできること

まず大切なのは、日焼け止め成分が含まれたリップクリームを使うことです。「SPF入り」の表記があるものを選び、こまめに塗り直すことで紫外線から唇を守る効果が期待できます。

また、UVカット機能のあるマスクや帽子の着用も、直接のダメージを防ぐために有効です。

さらに、唇や口の中の乾燥を防ぐために、水分をしっかりととることや、ビタミンB群やCを意識して食事に取り入れることもおすすめです。これらの栄養素は粘膜の修復を助け、口の中を健康に保ってくれます。

唇もuvケアが必要

歯科医院では、口腔粘膜の観察も定期的に行っています。口の中の粘膜は変化に気づきにくい場所だからこそ、プロの目でチェックすることで、早期発見・早期対処が可能になります。ヘルペスや口内炎が頻繁にできる方、唇の荒れがなかなか治らない方には、専門的なアドバイスをお伝えできます。

唇の荒れはお口のサイン?

唇がよく荒れる、口角が切れやすいといった症状は、実はお口の中の状態が関係している場合もあります。

たとえば、かみ合わせや義歯の不具合で唇に負担がかかっていたり、無意識のうちに口呼吸になっていて乾燥が進んでいたりすることも。

歯科では、こうした外からは見えにくい原因を、噛み合わせや口腔機能、生活習慣の聞き取りなどを通して把握し、アドバイスしています。

唇の荒れや口角炎を繰り返している方は、内科だけでなく歯科の受診も検討してみてください。

唇の荒れはお口のサイン

 

まとめ──口元の健康から始める全身ケア

5月は気持ちよく外で過ごせる一方で、紫外線対策が欠かせない時期でもあります。

唇や口の中は美容だけでなく、健康の入り口ともいえる大切な部分です。もし「最近、唇が荒れやすい」「口内炎ができやすい」と感じたら、それはお口の中の見直しサインかもしれません。

歯科では、粘膜の状態や噛み合わせ、義歯のあたり具合などから、口元のトラブルの原因を確認することができます。

歯科健診や定期検診は、見た目だけでなく、お口の中の健康を守るためにも欠かせません。

ぜひこの季節の変わり目に、歯科医院でのチェックを受けてみてくださいね。

 

未来の歯科治療──大阪万博で注目される技術と、今わたしたちにできること

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

大阪万博と歯科

今月からついに大阪・関西万博が開催されましたね。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」の3つの視点から、世界の最先端技術やアイデアが紹介されます。

医療の分野でも注目が集まっていて、歯科に関する未来の技術も紹介される予定で、私達歯科医もとても注目しています。

そこで今回は、未来の歯科治療がどのように進んでいるのか、そして今私たちにできることについてお話しします。

デジタル技術で進化する歯科医療

歯科でもDX

最近の歯科医院では、コンピューターを使った治療が増えてきています。

たとえば、むし歯の状態を画像で見せてくれる「デジタルレントゲン」や、歯の形を正確に記録できる「口の中のスキャン(口腔内スキャナー)」があります。

これまでのように、ねんどのような材料で型を取らなくても、カメラでお口の中を撮影するだけで、ピッタリ合う詰め物やかぶせ物を作れるようになってきています。

これにより、患者さんの負担も少なくなり、時間も短くてすむようになります

AI(人工知能)でより正確な診断へ

未来の歯科治療では、「AI(人工知能)」の活用も進んでいます。

AIは大量のデータを学習し、むし歯や歯周病の早期発見をサポートします。たとえば、レントゲン写真をAIがチェックして、見落としがちな小さなむし歯を見つける手伝いをしてくれるのです。

もちろん最終的な判断は歯科医師が行いますが、AIの力を借りることで、より早く、正確に病気を見つけることができるようになります。

3Dプリンターが歯を作る!?

3Dプリンターも歯科で活躍

3Dプリンターという言葉を聞いたことがあるでしょうか。プラスチックなどの材料を使って、立体的な物を作る機械です。この3Dプリンターを使えば、歯のかぶせ物や入れ歯を、細かいところまで正確に作ることができます。

将来的には、患者さんのお口の形に合わせたパーツをその場で作る「即日治療」がもっと広まると考えられています。これもまた、通院回数が減るなど、患者さんにとってうれしい進歩です。

 

今できることを見直そう

こうした未来の歯科医療はとてもワクワクしますが、導入されるにはもう少し時間がかかりそうです。

大切なのは「今」自分にできることです。たとえば、正しい歯みがきを毎日続けることや、定期的に歯医者さんに通ってチェックを受けることは、未来のどんな技術よりも強い予防になります

また、日ごろからお口の中をよく観察して、ちょっとした変化にも気づけるようになることも大事です。

未来の医療技術をよりよく活用するためにも、AIに頼らず、自分で生活習慣を整えておく努力が必要です。

歯の健康は自分で守りましょう

まとめ

今回は大阪万博にちなんで、これからの歯科医療がどんなふうに進んでいくのかをお話ししました。

AIや3Dプリンターといった新しい技術は、歯科医院での診療をより快適に、正確にしてくれる力を持っています。

しかしながら、それらが一般化されるのは少し未来のこと。自分の歯を守るためには、毎日の歯みがきや定期検診といった基本が一番大切です。

万博をきっかけに、自分の歯と健康に向き合う時間を増やしてみませんか?