顔の成長・あごの成長と歯並びについて

こんにちは。横浜市戸塚区のプルメリア歯科クリニック 院長の山田です。

ゴールデンウィークが明けました。
今年は飛び飛びの連休でしたが、みなさまいかがお過ごしでしたか?
外出規制が解け、久しぶりに友人や両親、親戚に会えた方もいらっしゃると思います。 姪っ子さんや甥っ子さんの急成長に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いまだマスク着用ではありますが、人に会えるありがたさを感じますね。

小中学校の入学時期は、顔の骨格の急発達期と重なります

急成長と言えば、定期検診に通うお子さんを診ていて驚くのですが、小学校、中学校に入学すると急に成長しますよね。
顔の丸みが消え、子どもっぽさが抜けてぐっと大人に近づきます
生活環境の変化もありますが、実はそれだけが理由ではありません。
身体と顔の骨格が急発達するのがちょうどその時期なのです。

ヒトの顔の成長5才までに4割10才ごろまでに8成長し、20才頃までに成長が完了します。
顔の成長にも
順番があって、最初に顔の幅、次に顔の長さと深さが成長していきます。 

あごの骨は上から下の順に成長します

歯並びに大きく関係するあごの骨の成長についても注目しましょう。

上下のあごの骨の成長にも順序があります。
上あごは下あごの骨よりも先に成長します。脳に近い場所から成長するんですね。
一般的には上あごの骨は小学校低~中学年の時期に急成長します。
(これを成長スパートといいます)

一方、下あごの骨は上あごよりも遅い時期に成長スパートを迎え、より遅くまで成長が見込まれます。
下あごの骨は思春期が終わる頃まで成長するといわれているので、思春期のスタートが遅い男子は女子よりも成長完了が遅くなる傾向があります。

ツイッターに分かりやすい記事がありましたので引用します。

あごの成長を利用して歯並びが調整できるのは思春期終了前までです

歯並びの遺伝的要因はかなり大きいです。
歯の大きさは先天的に決まっていて、成長によって歯が大きくなることはありません。
親族や親御さんの歯の形は遺伝しますので、調整はできないのです。

「え~、お父さんもお母さんも歯並び悪いよ」

とがっかりするお子さんもいらっしゃると思いますが、大丈夫。
あごの発達や歯の位置を調整することで、歯並びはきれいになります。

あごの骨の成長スパートまっただ中のお子さんたちは、成長期を利用して、あごの骨の幅を拡げて歯が並ぶスペースを作ったり、下あご骨の成長を促して歯並びや嚙み合わせを調整することができます。

子どものうちだけのメリットといえます。

 

美しい口元はグローバル社会での活躍にも有利です

学校でIT 教育が始まり、今後は仕事のグローバル化も今より加速していくことでしょう。
先進諸国では歯並びがとても重視されて、仕事にも影響するそうです。
「自分の歯のお手入れもできないなんて信じられない!」という価値観の国もあるようです。

プルメリア歯科クリニックでは、歯の健康だけでなく、見た目の美しさを整える治療も行っています。
目立ちにくいマウスピース矯正も行っていますので、歯並び、噛み合わせの疑問やお困りなどあれば、どんな小さなことでも気軽にご相談ください。