歯を失うのは何歳から?歯の残存数と人生の質について

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

歯の残存数1

食欲の秋。みなさん、ご自分の歯を大切にしていますか?

健康な歯を失うと美味しさも半減します。

歯の本数は健康と直結しますので、大事にしましょうね。

今回は歯の残存数と治療について、お話ししていきます。

もくじ

・45歳以降、歯を失う機会が増えます

・美味しく食べるために、自分の歯は18本は必要です

・気な歯を維持するためにできること

・まとめ

45歳以降、歯を失う機会が増えます

成人の歯の本数は28本です。

(親知らずはこれとは別に4本あります。)

統計的に見ると、40代半ばでは歯を失うケースはそんなに多くはありません。

しかし45歳を過ぎるころから、歯を失う患者さんが多くなっていきます。

虫歯、歯周病の放置、歯にヒビが入った、折れてしまった、という原因が多いです。

45歳というとまだまだ若い年代ですし、働き盛りですよね。

最初の歯が抜けてしまったときのショックは、みなさん大きいです。

抜歯の必要をお伝えすると、みなさん気の毒なくらいがっくりと肩を落とされます。

美味しく食べるために、自分の歯は18本は必要です

こちらはツイッターの記事です。

歯の残存数とおいしく食べられる食品の目安がわかりやすくまとまっています。

こうやって目で認知できると、お口のケアにも力が入りますね✨

 

歯が抜けるとどうなるか

歯を失って初めて大切さに気が付くといいますよね。

具体的にどういうことなのか考えたことはありますか?

順を追って考えてみましょう。

歯の残存数2

まず、1本抜けただけでもとても不自由だと感じると思います。

他の歯や歯並びにも影響しますから、放置するわけにもいかない。

治療をしても、どうしてもしばらくは違和感が残る。

そして、どの治療を選んでもご自分の歯と比べてどうしてもメンテナンスに時間がかかります。

 

2本目以降抜けてからは特に、歯の大切さに気が付く患者さんが多いです。

治療の選択肢がどんどん減っていくからです。

 

1,2本抜けたのなら、時間も費用も比較的痛手はありません。

しかし次々抜けていくと大掛かりになっていきます。

部位によっては、抜けた歯よりも少ない本数しか入れられないこともあります。

インプラントをご希望でも、総入れ歯をお勧めする場合も増えてきます。

元気な歯を維持するためにできること

寿命がどんどん長くなっている時代ですから、中年以降も元気で暮らしたいですよね。

中年以降の歯の残存数は特に、もともとの体質や、

それまで歯にどれくらい気を遣ってきたかで差が付きます。

具体的にできることは、

  • 定期的にメンテナンスを受ける
  • 歯磨き+フロスや歯間ブラシをする
  • 歯ぎしりや食いしばりによるダメージを防ぐ
  • 食生活を見直す
  • 喫煙・節煙をする

そしてなんといっても定期検診です。

 

まとめ

一般的に45歳を過ぎた頃から歯が抜け始めます。

体質もありますが、やはりご自身のケアと定期検診の習慣で歯の残存数が変わります。

歯の定期検診は決して高い治療ではありません。

歯の健康は生活習慣病の予防、ひいては人生の質の向上にもつながりますから、計り知れない価値があります。

ご自分の健康寿命への投資と考えて、歯の定期検診は定期的に受けましょう。