横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。
三寒四温と言いますが、暖かい日が続くと思えば、急に寒波がやってきて、寒暖差が大きい日が続きますね。
春は過ごしやすい季節と思われがちですが、実は「寒暖差」や「気圧の変化」が激しい時期でもあります。この時期に「歯が痛む」「違和感がある」と感じることはありませんか?
実は、気温や気圧の変化が歯の痛みに影響を及ぼすことがあります。
今回は、春特有の環境変化が歯に与える影響とその対策についてお伝えします。
春の寒暖差と歯の痛みの関係とは?
気圧の変化が歯に影響を与える理由
春の歯の痛みを防ぐための対策
1. 知覚過敏対策をしよう
2. こまめな水分補給で乾燥を防ぐ
3. 歯ぎしりや食いしばりに注意
春こそ歯の健康チェックを忘れずに!
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春の寒暖差と歯の痛みの関係とは?
春は朝晩の気温差が大きく、寒い日と暖かい日が交互にやってきます。この気温差が歯の神経に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあります。
特に、知覚過敏の症状がある方は、冷たい空気を吸い込むことで歯がしみることがあります。
また、気温の変化によって血流の流れが変わり、歯茎の神経が敏感になることで痛みを感じやすくなることもあります。
気圧の変化が歯に影響を与える理由
春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。この気圧の変化は、歯の内部にある「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経に影響を及ぼします。
気圧が下がると、歯の神経内の圧力が変化し、一時的に痛みを感じることがあります。これは「気圧性歯痛」と呼ばれ、特に以下のような状態の歯に起こりやすいです。
- 虫歯が進行している歯:内部に炎症があると、気圧の変化に敏感に反応する
- 詰め物や被せ物をしている歯:内部にわずかな空気が残っていると、気圧変化で膨張し痛みを感じることがある
- 親知らずや炎症がある歯:もともと腫れや炎症があると、気圧の影響を受けやすい
飛行機や登山の際に歯が痛くなるのと同じ現象が、春の気圧の変動でも起こる可能性があるのです。
春の歯の痛みを防ぐための対策
春特有の寒暖差や気圧の変化による歯の痛みは、日頃のケアや予防策で軽減できます。
1. 知覚過敏対策をしよう
歯がしみやすい方は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると効果的です。また、歯ぎしりや食いしばりがあると歯の表面が傷つき、しみやすくなるため、就寝時にナイトガード(マウスピース)を装着するのも良い対策です。
2. こまめな水分補給で乾燥を防ぐ
春は花粉症や寒暖差によって口呼吸が増え、口の中が乾燥しやすくなります。唾液の分泌が減ると歯が敏感になり、痛みを感じやすくなるため、こまめに水を飲んで乾燥を防ぎましょう。
3. 歯ぎしりや食いしばりに注意
寒暖差や気圧の変化は、自律神経の乱れを引き起こし、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしてしまう原因になります。日中も意識的に力を抜き、リラックスする時間を作ることが大切です。
まとめ:春こそ歯の健康チェックを忘れずに!
春特有の寒暖差や気圧の変化による歯の痛みは、一時的なものもあれば、虫歯や歯周病が隠れているケースもあります。もし違和感が続く場合は、放置せずに歯科医院でしっかりチェックしてもらいましょう。
年度末は何かと忙しい時期ですが、健康な歯で新年度を迎えるためにも、今のうちに定期検診を受けることをおすすめします。気になる症状がある方は、早めの受診を心がけましょう!