横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。
梅雨も明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね。
最近は「久しぶりにビアガーデンに行ってきました!」と楽しそうにお話しくださる患者さまも多いようです。
外で飲むビールは格別ですが、「飲んだあと、なんだか口が気になる」「翌朝の口臭が気になる」というお声もちらほら。
今回は、お酒と口臭の関係について、わかりやすくお話ししたいと思います。

アルコールで唾液が減る? 口臭が強くなるワケ
ビールをはじめとするアルコール飲料には、利尿作用があります。
トイレが近くなるのはもちろん、体の水分が減ることで口の中も乾きやすくなるのです。
また、アルコールそのものにも脱水作用があるため、飲んだ直後はもちろん、寝ている間に口の中がカラカラになってしまうこともあります。
唾液には口の中を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える働きがあります。この唾液が減ってしまうと、細菌が増えやすくなり、舌の表面に白っぽくたまる「舌苔(ぜったい)」が厚くなる場合があります。
舌苔は口臭の原因にもなります。

「おつまみ」も口臭に影響します
ビアガーデンでは、にんにく系・揚げ物・濃い味のものを多く食べがちですよね。
こういったおつまみは美味しい反面、胃の中で消化される過程で臭いが強くなったり、唾液の分泌をより抑えてしまうものもあります。

さらに、口呼吸も口臭の原因になります。
鼻ではなく口で呼吸をしていると、口の中が乾き、さらに細菌が増えやすくなりますので要注意です。
アルコール摂取後にできる簡単ケア
では、口臭を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?
大事なのは「水分補給と口腔内のリセット」です。
- お酒と一緒に水も飲む
→合間に水を飲むことで、口の中が潤い、アルコールの影響も軽減されます。
- 帰宅後はしっかり歯磨きを
→酔っていると面倒になりますが、歯ブラシだけでなく舌も優しくみがくとより効果的です。
- 寝る前にうがい・口ゆすぎをする
→市販のマウスウォッシュも有効ですが、刺激が強いものは避け、優しいものを選びましょう。
- 朝起きたら、まずうがい→歯みがき
→朝の口臭対策には「起床後すぐ」のケアがとても大切です。
まとめ
夏の夜に楽しむビアガーデン。
おいしいお酒とおしゃべりのひとときは、日常をちょっと豊かにしてくれますね。
そんな楽しい時間のあとに、口臭が気にならないようにするためには、「唾液を減らさないこと」と「舌や歯のケア」がポイントです。
もし、「最近、口臭が気になる」「舌が白っぽいまま…」というようなことがありましたら、気軽にご相談ください。
専門的なクリーニングや、舌の状態のチェックも行っています。
夏を気持ちよく過ごすために、お口のケアも忘れずに!