花粉症の薬でお口が乾く?ドライマウスと歯の健康の関係

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログです。

2月も下旬になり、花粉症の症状が出始める方も増えてきます。くしゃみや鼻水を抑えるために薬を飲み始める方も多い時期です。実はこの花粉症の薬が、お口の乾燥(ドライマウス)に関係することがあります

抗ヒスタミン薬と口の乾き

花粉症の治療でよく使われるのが「抗ヒスタミン薬」です。ヒスタミンの働きを抑えて症状を和らげますが、一部の薬には唾液の分泌を減らす作用があります。そのため、「口が乾く」「ネバつく」といった症状が出ることがあります。

近年の薬は副作用が少ないとされていますが、体質や体調によっては乾燥を感じることがあります

唾液は歯を守る大切な存在

唾液には、お口の中を洗い流す働きや、細菌の増殖を抑える働き、歯を修復する再石灰化作用があります。唾液が減ると、むし歯や歯周病、口臭のリスクが高まることが知られています。

さらに花粉症の時期は、鼻づまりで口呼吸になりやすく、乾燥が強まりやすい環境です。薬の影響と口呼吸が重なることで、お口の中のバランスが崩れやすくなります。

乾燥が続くとどうなる?

軽い乾燥でも、長期間続くと歯ぐきの炎症や初期むし歯が進みやすくなります。自覚症状が少ないまま進行することもあるため、気づいたときには治療が必要になるケースもあります。

「最近むし歯が増えた気がする」「歯ぐきが腫れやすい」という方は、花粉症の影響も一因かもしれません。

花粉症の季節こそ定期検診を

この時期におすすめしたいのが、歯科の定期検診です。

定期検診では
・初期むし歯や歯ぐきの炎症の早期発見
・唾液量や口腔内の状態の確認
・フッ素塗布などの予防処置
・ご自身に合ったケア方法のアドバイス

を受けることができます。特に薬を長期間使用している方は、お口の環境が変化していないかチェックすることが大切です。乾燥が強い場合は、専用ケア用品について相談することもできます。

今日からできる対策

・室内の加湿
・こまめな水分補給
・キシリトールガムで唾液を促す
・フッ素入り歯みがき剤の使用
・就寝前の丁寧な歯みがき

こうしたセルフケアに加え、プロのチェックを組み合わせることで、花粉症の季節でもお口の健康を守ることができます。

まとめ

花粉症の薬、特に抗ヒスタミン薬は副作用として口の乾きを起こすことがあります。唾液が減ると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。花粉症の時期は口呼吸も重なり、お口が乾きやすい季節です。こまめな対策とあわせて定期検診を活用し、トラブルを未然に防ぎましょう。