こんにちは。横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。
寒いと思えば急に暖かくなるような、不安定な天気が続いています。まだ1月ですが、今回は少し早めに花粉症のお話をしましょう。
春になると花粉症の症状に悩む方が増えますが、花粉症は意外にも歯や口内の健康に影響を及ぼすことをご存知でしょうか?
「歯と花粉症なんて関係あるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際には口内環境にとって見逃せない変化が生じています。
花粉症シーズン、歯ぎしりが増える?
花粉症で「隠れ虫歯」が進行する?
抗アレルギー薬の影響は?
対策:体全体をケアしながら口内も守る方法
まとめ:歯科的アプローチで花粉症シーズンを快適に
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花粉症シーズン、歯ぎしりが増える?
花粉症で鼻が詰まると、自然と口呼吸が増えます。これにより、夜間に無意識に歯ぎしりや食いしばりを起こしやすくなるのです。口呼吸による酸素不足や体の緊張が原因となり、顎関節や歯に過剰な負担がかかることがあります。
歯ぎしりが続くと歯の表面がすり減り、知覚過敏や虫歯のリスクが増加します。また、顎の痛みや頭痛の原因になることも少なくありません。花粉症の季節に疲れが取れない、朝起きると顎が痛むと感じる方は、歯ぎしりが原因かもしれません。
花粉症で「隠れ虫歯」が進行する?
鼻づまりが原因で口内が乾燥し、唾液の量が減ることはよく知られていますが、これが「隠れ虫歯」の進行を助長することがあります。
唾液には口内の酸性度を中和する働きがありますが、乾燥するとそのバランスが崩れ、虫歯菌が活動しやすい環境になります。
さらに、花粉症の症状がつらいと歯磨きが疎かになり、初期段階の虫歯を見逃すことも。気づかないうちに進行してしまい、痛みを感じた時には治療が必要な状態になっているケースが増えます。
抗アレルギー薬の影響は?
多くの方が花粉症の薬を服用していますが、副作用として「口内の感覚が鈍くなる」「唾液が減る」といった症状を感じることがあります。
その結果、噛み合わせに違和感をおぼえたり、口の中の異変に気づきにくくなったりすることも。薬を服用している場合は、自分の口内環境をいつも以上に意識することが重要です。
対策:体全体をケアしながら口内も守る方法
- 就寝時にナイトガードを活用
歯ぎしり対策として、歯科医院でナイトガードを作成してもらうことがおすすめです。顎や歯への負担を軽減し、安心して眠れるようになります。 - プロバイオティクスの摂取
唾液量を補うだけでなく、口内環境を整える食品やサプリメントを取り入れてみましょう。ヨーグルトやチーズには乳酸菌が含まれ、口内の健康維持に役立ちます。 - 簡単なマッサージでリラックス
顎や頬の筋肉を軽くマッサージし、緊張をほぐすことで歯ぎしりを抑える効果が期待できます。 - 定期検診を受ける
花粉症シーズン中は自分では気づきにくい変化が起こりがちです。定期検診で「隠れ虫歯」や歯ぎしりの影響を早期に発見し、適切な対策を取りましょう。
まとめ:歯科的アプローチで花粉症シーズンを快適に
春の花粉症シーズンは、意外な形で歯や口内に影響を与えることが分かります。歯ぎしりや乾燥、隠れ虫歯に注意しながら、定期的なケアを心がけましょう。
花粉症がつらい時期でも健康な歯を守り、快適な毎日を過ごすために、歯科医院での相談や検診をぜひ取り入れてみてください。口腔ケアを整えることで、花粉症シーズンを乗り越えるサポートになるはずです。