ドクター日記

スポーツの秋に!噛み合わせとスポーツの深い関係

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

日中は暑くても、朝晩は少し気温が下がり、気持ちよく運動できる季節になってきました。

今回は来月の「スポーツの日」に合わせて、運動と歯の関係についてお話しします。

プルメリア歯科クリニックブログ

「歯は健康の入口」とよく言われますが、実は全身のバランスや集中力、運動能力とも密接な関係があります。
今日は、スポーツを楽しむ皆さまにこそ知っていただきたい「歯と身体のつながり」についてお話しします。

「噛む力」と「体幹」はつながっている?

よく噛むことが大切だという話は耳にするかと思います。

実際に、しっかりとした咬み合わせがあることで、首や肩、背中の筋肉に安定した力が伝わることが分かっています。

つまり、噛み合わせが整っていると体幹が安定し、姿勢が良くなるのです。

これはスポーツの場面でも非常に重要です。例えば、野球のバッティングやテニスのスイング、陸上のスタート時の姿勢など、「瞬間的な力を出すとき」に、しっかりと噛みしめられるかどうかが関係してきます。

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噛み合わせが悪いとどうなる?

一方で、噛み合わせにズレや不安定さがあると、力のバランスが崩れやすくなり、首や肩に余計な負担がかかることがあります。

その結果、以下のような症状が出ることも。

  • 体の左右バランスが崩れる
  • スポーツ中に力が入りにくい
  • 片側ばかり使う癖がついてしまう
  • 慢性的な肩こりや頭痛につながる

運動中に“どこか力が入りにくい”“片方だけ疲れやすい”と感じている方は、実は噛み合わせに原因がある場合もあるのです。

歯列矯正は見た目だけじゃない

「矯正歯科は見た目を整えるためのもの」と思われることが多いですが、実は噛み合わせの改善によって、身体全体のバランスやパフォーマンスが向上することもあります。

例えば、

  • 奥歯でしっかり噛めるようになり、安定感が増す
  • 食いしばりや偏った噛み癖が改善され、首や肩の負担が減る
  • 呼吸がしやすくなり、持久力が上がる

など、日常生活はもちろん、スポーツ時にも嬉しい変化が期待できます。

「子どもだからまだ矯正は早い」「大人になってから矯正なんて…」と思われる方もいらっしゃいますが、今ある歯や顎の状態を正しく知ることが、健康への第一歩です。

歯を守るためのマウスピースも

プルメリア歯科クリニックブログ

激しいスポーツをされている方には、スポーツ用マウスピースの使用もおすすめです。

歯を守るだけでなく、顎関節への負担を軽減し、集中力を高める効果もあると言われています。

市販のものではなく、自分の歯に合わせたカスタムメイドのマウスピースを作成することで、フィット感や安全性が格段に高まります。興味のある方は、ぜひご相談ください。

まとめ

プルメリア歯科クリニック
スポーツを楽しむためには、身体だけでなく“お口の健康”も大切です。

噛み合わせのズレは、姿勢やバランス、集中力にも影響することがあります。

気になる症状がある方や、歯並び・矯正について相談したい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

この秋、歯からはじめる健康づくりを応援します!

 

忙しくなる前に済ませたいお口のメンテナンス

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長かった夏休みも終わりに近づき、日常が戻ってくる気配を感じる頃ですね。

お子さんは新学期の準備に、大人の皆さんはお仕事や行事で慌ただしくなるこの時期。そんな今だからこそ、「歯科のメンテナンス」をひとつの区切りとして取り入れてみませんか?

夏の疲れは「お口」にもあらわれます

暑さや生活リズムの乱れは、知らず知らずのうちにお口の中にも影響を与えます。

冷たい飲み物やアイスの摂りすぎ、夜更かしによる歯みがき忘れ、外出先での間食が増えるなど、虫歯や歯周病のリスクが高まる条件が揃っているのが夏の終わりです。

特にこの時期は、「しみる」「歯ぐきが腫れた気がする」「子どもの歯の色が気になる」など、ちょっとした違和感を訴える方が多くいらっしゃいます。

放っておくと、秋以降の忙しさの中で受診が後回しになり、状態が悪化してしまうこともあります。

子どもは「歯のはえかわり」「学校健診の前」に注目!

小学生のお子さんは、乳歯から永久歯へのはえかわりが進む時期です。

前歯に隙間ができたり、生えてきた永久歯の色や形が気になったりと、見た目の変化も起きやすい時期。

また、乳歯の虫歯が進行していた場合、永久歯の健康にも影響が出る可能性があります。

9月以降に予定されている学校健診で「要受診」の紙をもらう前に、一度チェックしておくことで安心感が生まれます。

大人こそ「歯科健診」が健康への第一歩に

大人の場合、虫歯よりも気づきにくいのが歯周病です。

歯ぐきが少し腫れていたり、出血があったりしても「疲れているからかな?」と見過ごしがちですが、実は初期の歯周病のサインであることも。

また、詰め物や被せ物の不具合、小さなヒビ、かみ合わせのズレなども、自覚症状がないまま進行してしまいます。

どんなに忙しくても半年に一度の健診を習慣にしておくと、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

歯のクリーニングで気分もリセット

歯の表面の着色や、歯石のたまりは、家庭のケアだけでは落としきれないもの。
プロによるクリーニングでお口をさっぱり整えると、見た目だけでなく気持ちもリフレッシュします。

「なんとなく歯医者から足が遠のいてしまっていた…」という方も、夏の終わりは再スタートにぴったりのタイミングです。

まとめ

夏の間にたまったお口の疲れをリセットし、秋からの生活に備えるなら今がチャンス。

お子さんのはえかわりチェックや、大人の歯周病予防もこの時期にしておくことで、安心して新学期・新シーズンを迎えられます。

ご家族そろってのメンテナンス、ぜひお気軽にご相談ください。

気づいていますか?ビールと口臭の関係と簡単ケア

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梅雨も明け、本格的な夏の暑さがやってきましたね。

最近は「久しぶりにビアガーデンに行ってきました!」と楽しそうにお話しくださる患者さまも多いようです。

外で飲むビールは格別ですが、「飲んだあと、なんだか口が気になる」「翌朝の口臭が気になる」というお声もちらほら。

今回は、お酒と口臭の関係について、わかりやすくお話ししたいと思います。

ビールがおいしい季節です

アルコールで唾液が減る? 口臭が強くなるワケ

ビールをはじめとするアルコール飲料には、利尿作用があります。

トイレが近くなるのはもちろん、体の水分が減ることで口の中も乾きやすくなるのです。

また、アルコールそのものにも脱水作用があるため、飲んだ直後はもちろん、寝ている間に口の中がカラカラになってしまうこともあります。

唾液には口の中を清潔に保ち、細菌の繁殖を抑える働きがあります。この唾液が減ってしまうと、細菌が増えやすくなり、舌の表面に白っぽくたまる「舌苔(ぜったい)」が厚くなる場合があります。

舌苔は口臭の原因にもなります。

口臭

「おつまみ」も口臭に影響します

ビアガーデンでは、にんにく系・揚げ物・濃い味のものを多く食べがちですよね。

こういったおつまみは美味しい反面、胃の中で消化される過程で臭いが強くなったり、唾液の分泌をより抑えてしまうものもあります。

おつまみにも注意

さらに、口呼吸も口臭の原因になります。

鼻ではなく口で呼吸をしていると、口の中が乾き、さらに細菌が増えやすくなりますので要注意です。

アルコール摂取後にできる簡単ケア

では、口臭を防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか?

大事なのは「水分補給と口腔内のリセット」です。

  1. お酒と一緒に水も飲む
     →合間に水を飲むことで、口の中が潤い、アルコールの影響も軽減されます。

  2. 帰宅後はしっかり歯磨きを
     →酔っていると面倒になりますが、歯ブラシだけでなく舌も優しくみがくとより効果的です。

  3. 寝る前にうがい・口ゆすぎをする
     →市販のマウスウォッシュも有効ですが、刺激が強いものは避け、優しいものを選びましょう。

  4. 朝起きたら、まずうがい→歯みがき
     →朝の口臭対策には「起床後すぐ」のケアがとても大切です。

まとめ

夏の夜に楽しむビアガーデン。

おいしいお酒とおしゃべりのひとときは、日常をちょっと豊かにしてくれますね。

そんな楽しい時間のあとに、口臭が気にならないようにするためには、「唾液を減らさないこと」と「舌や歯のケア」がポイントです。

もし、「最近、口臭が気になる」「舌が白っぽいまま…」というようなことがありましたら、気軽にご相談ください。

専門的なクリーニングや、舌の状態のチェックも行っています。

夏を気持ちよく過ごすために、お口のケアも忘れずに!

夜ふかしが続いたら要注意?お口の乾きと生活リズム

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2025年6月 プルメリア歯科クリニックブログ

湿度の高い日が続きますが、皆さま体調はいかがでしょうか?この季節は生活リズムが乱れやすいもの。

診察のなかでも「最近ちょっと口が乾きやすいんです」というご相談をいただくことがあります。その背景には生活リズムの変化が関わっていることも少なくありません。
今日は「睡眠不足や生活リズムの乱れが唾液の分泌にどう影響するのか?」というテーマでお話しします。

もともと「睡眠中」は唾液が減る

まず大前提として、睡眠中は誰でも唾液の分泌量が大きく減ります

これは自然な生理現象で、寝ている間は体の活動レベルが下がり、副交感神経が優位になるため、唾液の量も昼間の約1/10〜1/20程度になるともいわれています。

「寝る前にしっかり歯みがきを」とお伝えしているのはこのためでもあります。

食べかすがそのまま残っていると、唾液による自浄作用が働きにくく、むし歯菌や歯周病菌が活発になってしまうのです。

夜ふかしが「すぐに」唾液を減らすわけではない

では、夜ふかしをした翌日にいきなり口が乾くかというと、必ずしもそうではありません。
たとえば「たまに夜更かししてしまった」「休日に1日寝坊した」程度で、唾液の分泌量が急激に落ちるという明確なデータはまだありません。

しかしポイントは生活リズムの「継続的な乱れ」や「慢性的な睡眠不足があると話が変わってくる、ということです。

生活リズムの乱れはお口の健康に影響します

慢性的なリズムの乱れが自律神経に影響

唾液の分泌は自律神経の働きと大きく関わっています

昼間の活動時は交感神経と副交感神経がバランスよく働き、リズムよく唾液が分泌されますが、慢性的な生活リズムの乱れや睡眠不足が続くと、自律神経がうまく調整できなくなります。

その結果、日中も口が乾きやすくなったり、夜間の唾液分泌低下がさらに目立ったりすることがあるのです。

生活リズムがどのくらい乱れると歯に影響が出る?

生活リズムがどのくらい乱れると歯に影響が出る

これは個人差が大きいですが、

・毎晩の就寝時間が午前1時〜2時すぎになる
・平日も休日も昼夜逆転に近い生活
・睡眠時間が短く、疲労感が取れない

といった生活が2〜3週間以上続くと、お口の乾きやすさに影響が出てくる方が増えてきます

「最近、朝起きても口がネバつく」「日中も飲み物が手放せない」という変化が出てきたら、ひとつのサインです。

生活リズムと睡眠の質を整えましょう

口の乾燥が続くと、むし歯・歯周病のリスクが上がるだけでなく、口臭や口内炎ができやすくなることも。

そのためにはやはり「生活リズムを整える」「睡眠の質をよくする」ことが大事な予防策のひとつになります。

もちろん、すぐに完璧な早寝早起きにする必要はありません。

まずは起床時間を一定にする、寝る前のスマホ使用を減らす、寝室の環境を整えるなど、できるところから少しずつ整えていくことをおすすめしています。

生活リズムを整えましょう

まとめ

睡眠不足や生活リズムの乱れが「すぐに」唾液量に大きく影響するわけではありませんが、慢性的な乱れが続くことでお口の乾燥や免疫力低下を引き起こしやすくなります

もし最近「口が乾く」「口臭が気になる」「むし歯が増えてきたかも」など気になる症状がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

当院でも定期的なクリーニングやお口の状態チェックを通じて、みなさまの健康づくりをサポートしていきたいと思います。

初夏の紫外線と口元ケア

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初夏の紫外線に注意

 5月は春から初夏へと季節が移り変わるタイミング。日差しもぐんと強くなり、紫外線量が一気に増える季節です。

肌への紫外線対策は多くの方が気にされていますが、意外と忘れがちなのが「口元のケア」

今回は、唇や口角、口の中の粘膜を紫外線から守るためにできること、そして歯科医師の視点からお伝えしたい注意点をご紹介します。

紫外線は唇や口の中にも届いている

唇は皮膚よりもずっと薄く、メラニン色素も少ないため、紫外線によるダメージを受けやすい部位です。

特に下唇は、上向きになっているぶん紫外線を直接受けやすく、長時間の外出やスポーツ、園芸やレジャーなどの活動時に炎症や荒れを引き起こすことがあります。

また、紫外線の影響は唇だけにとどまりません。口角や舌、頬の内側といった粘膜にも影響を与えることがあります。

口内炎ができやすくなったり、免疫力が下がったタイミングで「口唇ヘルペス」が出たりする方も少なくありません。

歯科医師の立場から見ると、唇や粘膜の小さな異変が、より大きな健康トラブルのサインになっているケースもあります。

たとえば、再発性の口内炎や、口角炎がなかなか治らない場合は、栄養不足や糖尿病といった全身疾患が関係している可能性もあります

唇と粘膜を守るためにできること

まず大切なのは、日焼け止め成分が含まれたリップクリームを使うことです。「SPF入り」の表記があるものを選び、こまめに塗り直すことで紫外線から唇を守る効果が期待できます。

また、UVカット機能のあるマスクや帽子の着用も、直接のダメージを防ぐために有効です。

さらに、唇や口の中の乾燥を防ぐために、水分をしっかりととることや、ビタミンB群やCを意識して食事に取り入れることもおすすめです。これらの栄養素は粘膜の修復を助け、口の中を健康に保ってくれます。

唇もuvケアが必要

歯科医院では、口腔粘膜の観察も定期的に行っています。口の中の粘膜は変化に気づきにくい場所だからこそ、プロの目でチェックすることで、早期発見・早期対処が可能になります。ヘルペスや口内炎が頻繁にできる方、唇の荒れがなかなか治らない方には、専門的なアドバイスをお伝えできます。

唇の荒れはお口のサイン?

唇がよく荒れる、口角が切れやすいといった症状は、実はお口の中の状態が関係している場合もあります。

たとえば、かみ合わせや義歯の不具合で唇に負担がかかっていたり、無意識のうちに口呼吸になっていて乾燥が進んでいたりすることも。

歯科では、こうした外からは見えにくい原因を、噛み合わせや口腔機能、生活習慣の聞き取りなどを通して把握し、アドバイスしています。

唇の荒れや口角炎を繰り返している方は、内科だけでなく歯科の受診も検討してみてください。

唇の荒れはお口のサイン

 

まとめ──口元の健康から始める全身ケア

5月は気持ちよく外で過ごせる一方で、紫外線対策が欠かせない時期でもあります。

唇や口の中は美容だけでなく、健康の入り口ともいえる大切な部分です。もし「最近、唇が荒れやすい」「口内炎ができやすい」と感じたら、それはお口の中の見直しサインかもしれません。

歯科では、粘膜の状態や噛み合わせ、義歯のあたり具合などから、口元のトラブルの原因を確認することができます。

歯科健診や定期検診は、見た目だけでなく、お口の中の健康を守るためにも欠かせません。

ぜひこの季節の変わり目に、歯科医院でのチェックを受けてみてくださいね。

 

未来の歯科治療──大阪万博で注目される技術と、今わたしたちにできること

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

大阪万博と歯科

今月からついに大阪・関西万博が開催されましたね。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」の3つの視点から、世界の最先端技術やアイデアが紹介されます。

医療の分野でも注目が集まっていて、歯科に関する未来の技術も紹介される予定で、私達歯科医もとても注目しています。

そこで今回は、未来の歯科治療がどのように進んでいるのか、そして今私たちにできることについてお話しします。

デジタル技術で進化する歯科医療

歯科でもDX

最近の歯科医院では、コンピューターを使った治療が増えてきています。

たとえば、むし歯の状態を画像で見せてくれる「デジタルレントゲン」や、歯の形を正確に記録できる「口の中のスキャン(口腔内スキャナー)」があります。

これまでのように、ねんどのような材料で型を取らなくても、カメラでお口の中を撮影するだけで、ピッタリ合う詰め物やかぶせ物を作れるようになってきています。

これにより、患者さんの負担も少なくなり、時間も短くてすむようになります

AI(人工知能)でより正確な診断へ

未来の歯科治療では、「AI(人工知能)」の活用も進んでいます。

AIは大量のデータを学習し、むし歯や歯周病の早期発見をサポートします。たとえば、レントゲン写真をAIがチェックして、見落としがちな小さなむし歯を見つける手伝いをしてくれるのです。

もちろん最終的な判断は歯科医師が行いますが、AIの力を借りることで、より早く、正確に病気を見つけることができるようになります。

3Dプリンターが歯を作る!?

3Dプリンターも歯科で活躍

3Dプリンターという言葉を聞いたことがあるでしょうか。プラスチックなどの材料を使って、立体的な物を作る機械です。この3Dプリンターを使えば、歯のかぶせ物や入れ歯を、細かいところまで正確に作ることができます。

将来的には、患者さんのお口の形に合わせたパーツをその場で作る「即日治療」がもっと広まると考えられています。これもまた、通院回数が減るなど、患者さんにとってうれしい進歩です。

 

今できることを見直そう

こうした未来の歯科医療はとてもワクワクしますが、導入されるにはもう少し時間がかかりそうです。

大切なのは「今」自分にできることです。たとえば、正しい歯みがきを毎日続けることや、定期的に歯医者さんに通ってチェックを受けることは、未来のどんな技術よりも強い予防になります

また、日ごろからお口の中をよく観察して、ちょっとした変化にも気づけるようになることも大事です。

未来の医療技術をよりよく活用するためにも、AIに頼らず、自分で生活習慣を整えておく努力が必要です。

歯の健康は自分で守りましょう

まとめ

今回は大阪万博にちなんで、これからの歯科医療がどんなふうに進んでいくのかをお話ししました。

AIや3Dプリンターといった新しい技術は、歯科医院での診療をより快適に、正確にしてくれる力を持っています。

しかしながら、それらが一般化されるのは少し未来のこと。自分の歯を守るためには、毎日の歯みがきや定期検診といった基本が一番大切です。

万博をきっかけに、自分の歯と健康に向き合う時間を増やしてみませんか?

歯だけでなく歯茎のケアも大切に

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。

毎日しっかり歯を磨いているのに、なんだか歯茎が腫れたり、出血したりすることはありませんか?3月、4月は何かと忙しい時期なので、特にそんなトラブルも多くみられることと思います。

実は、歯の健康を守るうえで「歯茎のケア」はとても大切なポイントです。

今回は、歯茎のケアの大切さと、健康な歯茎を維持する方法についてお話しします。

歯茎のケアは大切です

歯茎の健康が歯を支える

歯は、顎の骨と歯茎によってしっかり支えられています。しかし、歯茎が弱ってしまうと、歯を支える力が弱まり、最終的には歯を失う原因にもなります。特に、歯茎の炎症が進行すると歯周病を引き起こし、顎の骨が溶けてしまうことも。

歯を守るためには、歯茎の健康を意識することが不可欠なのです。

歯茎の健康が歯を支えます

歯茎が弱る原因とは?

では、歯茎が弱ってしまうのはどのような時でしょうか?

代表的な原因には、歯垢や歯石の蓄積による炎症、不適切なブラッシング、喫煙やストレス、偏った食生活などの生活習慣が挙げられます。

また、噛み合わせの乱れによって、歯や歯茎に偏った負担がかかることも、炎症の原因になります。

健康な歯茎を保つためにできること

健康な歯茎を保つために

では、歯茎の健康を守るために、どのようなケアが必要なのでしょうか?

1.    正しい歯磨き習慣を身につける

健康な歯茎を保つためには、まず毎日の歯みがきが基本です。ポイントは次の通りです。

  • 適度なかたさの歯ブラシを選ぶ硬い歯ブラシは歯茎を傷つける可能性があります。
  • 軽い力で磨く:ゴシゴシ磨くのではなく、優しく小刻みに動かしましょう。
  • 歯と歯茎の境目を意識する:歯だけでなく、歯茎のラインも丁寧にブラッシングすることが大切です。

2. 歯間ケアを取り入れる

歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に汚れを落とせません。デンタルフロスや歯間ブラシで清潔を保ち、歯茎の炎症を防ぎましょう。

3. バランスの取れた食生活を意識する

食生活にも気を配りましょう。ビタミンCを多く含む野菜や果物は、歯茎の炎症をやわらげてくれます。カルシウムやマグネシウムを含む食品は、歯と歯茎をしっかりと支えてくれる栄養源。糖分の摂りすぎには注意し、バランスのよい食事を心がけましょう。

4. 定期的な歯科検診を受ける

そしてもうひとつ大切なのが、定期的な歯科検診です。歯科医院でのプロフェッショナルケアによって歯石を除去し、歯茎の状態を確認してもらうことで、トラブルの早期発見・予防につながります。

まとめ:歯茎ケアを習慣に

歯茎のケアを習慣化しましょう

歯のケアというと、つい「むし歯」や「歯そのもの」に目が向きがちですが、実は歯茎の健康もとても大切です。

歯茎を良い状態に保つことは、歯を長持ちさせるだけでなく、全身の健康にも深く関わっています。

毎日の丁寧なケアに加えて、定期的に歯科医院でチェックを受ける習慣を続けていきましょう。

歯茎ケアに効果的なブラッシングなど聞いてみるのもよいですね。未来の自分のために、今日からできるケアを大切にしたいですね。

 

寒暖差と気圧に注意!春に起きやすいお口のトラブルとは

横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックのブログページです。

 


三寒四温と言いますが、暖かい日が続くと思えば、急に寒波がやってきて、寒暖差が大きい日が続きますね。

春は過ごしやすい季節と思われがちですが、実は「寒暖差」や「気圧の変化」が激しい時期でもあります。この時期に歯が痛む」「違和感があると感じることはありませんか?

実は、気温や気圧の変化が歯の痛みに影響を及ぼすことがあります

今回は、春特有の環境変化が歯に与える影響とその対策についてお伝えします。

春の寒暖差と歯の痛みの関係とは?

春は朝晩の気温差が大きく、寒い日と暖かい日が交互にやってきます。この気温差が歯の神経に刺激を与え、痛みを引き起こすことがあります。

特に、知覚過敏の症状がある方は、冷たい空気を吸い込むことで歯がしみることがあります。

また、気温の変化によって血流の流れが変わり、歯茎の神経が敏感になることで痛みを感じやすくなることもあります。

気圧の変化が歯に影響を与える理由

春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節です。この気圧の変化は、歯の内部にある「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経に影響を及ぼします。

気圧が下がると、歯の神経内の圧力が変化し、一時的に痛みを感じることがあります。これは「気圧性歯痛」と呼ばれ、特に以下のような状態の歯に起こりやすいです。

  • 虫歯が進行している歯:内部に炎症があると、気圧の変化に敏感に反応する
  • 詰め物や被せ物をしている歯:内部にわずかな空気が残っていると、気圧変化で膨張し痛みを感じることがある
  • 親知らずや炎症がある歯:もともと腫れや炎症があると、気圧の影響を受けやすい

飛行機や登山の際に歯が痛くなるのと同じ現象が、春の気圧の変動でも起こる可能性があるのです。

春の歯の痛みを防ぐための対策

春特有の寒暖差や気圧の変化による歯の痛みは、日頃のケアや予防策で軽減できます。

1. 知覚過敏対策をしよう

歯がしみやすい方は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると効果的です。また、歯ぎしりや食いしばりがあると歯の表面が傷つき、しみやすくなるため、就寝時にナイトガード(マウスピース)を装着するのも良い対策です。

2. こまめな水分補給で乾燥を防ぐ

春は花粉症や寒暖差によって口呼吸が増え、口の中が乾燥しやすくなります。唾液の分泌が減ると歯が敏感になり、痛みを感じやすくなるため、こまめに水を飲んで乾燥を防ぎましょう。

3. 歯ぎしりや食いしばりに注意

寒暖差や気圧の変化は、自律神経の乱れを引き起こし、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしてしまう原因になります。日中も意識的に力を抜き、リラックスする時間を作ることが大切です。

 

まとめ:春こそ歯の健康チェックを忘れずに!

春特有の寒暖差や気圧の変化による歯の痛みは、一時的なものもあれば、虫歯や歯周病が隠れているケースもあります。もし違和感が続く場合は、放置せずに歯科医院でしっかりチェックしてもらいましょう。

年度末は何かと忙しい時期ですが、健康な歯で新年度を迎えるためにも、今のうちに定期検診を受けることをおすすめします。気になる症状がある方は、早めの受診を心がけましょう!

 

春の花粉症シーズンが歯に与える意外な影響とは?

こんにちは。横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。

寒いと思えば急に暖かくなるような、不安定な天気が続いています。まだ1月ですが、今回は少し早めに花粉症のお話をしましょう。

春になると花粉症の症状に悩む方が増えますが、花粉症は意外にも歯や口内の健康に影響を及ぼすことをご存知でしょうか?

「歯と花粉症なんて関係あるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際には口内環境にとって見逃せない変化が生じています。

花粉症シーズン、歯ぎしりが増える?

花粉症で鼻が詰まると、自然と口呼吸が増えます。これにより、夜間に無意識に歯ぎしりや食いしばりを起こしやすくなるのです。口呼吸による酸素不足や体の緊張が原因となり、顎関節や歯に過剰な負担がかかることがあります。

歯ぎしりが続くと歯の表面がすり減り、知覚過敏や虫歯のリスクが増加します。また、顎の痛みや頭痛の原因になることも少なくありません。花粉症の季節に疲れが取れない、朝起きると顎が痛むと感じる方は、歯ぎしりが原因かもしれません。

花粉症で「隠れ虫歯」が進行する?

鼻づまりが原因で口内が乾燥し、唾液の量が減ることはよく知られていますが、これが「隠れ虫歯」の進行を助長することがあります。

唾液には口内の酸性度を中和する働きがありますが、乾燥するとそのバランスが崩れ、虫歯菌が活動しやすい環境になります。

さらに、花粉症の症状がつらいと歯磨きが疎かになり、初期段階の虫歯を見逃すことも。気づかないうちに進行してしまい、痛みを感じた時には治療が必要な状態になっているケースが増えます。

抗アレルギー薬の影響は?


多くの方が花粉症の薬を服用していますが、副作用として「口内の感覚が鈍くなる」「唾液が減る」といった症状を感じることがあります。

その結果、噛み合わせに違和感をおぼえたり、口の中の異変に気づきにくくなったりすることも。薬を服用している場合は、自分の口内環境をいつも以上に意識することが重要です。

対策:体全体をケアしながら口内も守る方法

  1. 就寝時にナイトガードを活用
    歯ぎしり対策として、歯科医院でナイトガードを作成してもらうことがおすすめです。顎や歯への負担を軽減し、安心して眠れるようになります。
  2. プロバイオティクスの摂取
    唾液量を補うだけでなく、口内環境を整える食品やサプリメントを取り入れてみましょう。ヨーグルトやチーズには乳酸菌が含まれ、口内の健康維持に役立ちます。

  3. 簡単なマッサージでリラックス
    顎や頬の筋肉を軽くマッサージし、緊張をほぐすことで歯ぎしりを抑える効果が期待できます。

  4. 定期検診を受ける
    花粉症シーズン中は自分では気づきにくい変化が起こりがちです。定期検診で「隠れ虫歯」や歯ぎしりの影響を早期に発見し、適切な対策を取りましょう。

 

 

まとめ:歯科的アプローチで花粉症シーズンを快適に

春の花粉症シーズンは、意外な形で歯や口内に影響を与えることが分かります。歯ぎしりや乾燥、隠れ虫歯に注意しながら、定期的なケアを心がけましょう。

花粉症がつらい時期でも健康な歯を守り、快適な毎日を過ごすために、歯科医院での相談や検診をぜひ取り入れてみてください。口腔ケアを整えることで、花粉症シーズンを乗り越えるサポートになるはずです。

 

 

忘年会シーズンに気をつけたいお口の健康

こんにちは。横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。

12月は忘年会やパーティーなど、外食やお酒を楽しむ機会が増える季節です。しかし、これらの楽しいイベントが続くと、お口の健康が後回しになりがちです。

今回は、忘年会シーズンに特に気をつけたいお口の健康について、ポイントをまとめました

1.甘い飲み物やお酒に潜む危険

アルコールやジュースには糖分が多く含まれるものが多く、虫歯の原因になります

特にカクテルや甘口ワインは糖分が高いため、飲んだ後にそのまま寝てしまうと虫歯のリスクが高まります。

お酒を飲む際は、なるべく水や炭酸水も一緒に取り入れ、糖分を流す意識を持ちましょう。

糖分の含有量だけに注目するのであれば、以下のお酒がおすすめです。

  • ウイスキー(ストレートやロック)
    糖分ゼロで、割らなければ甘味を気にする必要がありません。

  • ジンやウォッカ(トニックウォーターや炭酸水割り)
    炭酸水や無糖トニックウォーターで割ると、糖分をほとんど摂取せずに楽しめます。

  • 辛口スパークリングワイン
    甘味が控えめで、食事との相性も良い選択肢です。

  • 糖質オフビール
    市販されている糖質オフ・ゼロビールは選びやすく、飲みやすいです。

2.酸性の飲み物で歯が溶ける


しかし、たとえ糖分が少なくても、ビールやワイン、柑橘系のカクテルなどは酸性度が高く、歯のエナメル質を溶かしてしまうことがあります。

酸性の飲み物を飲んだ後は、水を口に含むか軽くうがいをして、酸を中和するのがおすすめです。

ただし、すぐに歯みがきをするのは控えましょう。酸で柔らかくなった歯が傷つく可能性があります。

3.おつまみ選びも重要

忘年会でのつまみは、硬いものや粘着性のあるものが多く提供されます。

例えば、ナッツやお餅などは歯に詰まりやすく、歯や詰め物を傷つけることがあります。

代わりに、チーズや枝豆など歯に優しいおつまみを選ぶのも一つの方法です。

4.口臭対策を忘れずに

お酒やニンニクを使った料理は口臭の原因になりやすいです。特にアルコールは唾液の分泌を減らし、口腔内が乾燥して臭いが発生しやすくなります。

飲み会の後は、うがいや歯みがきをして口の中を清潔に保つことを心がけましょう。

また、こまめに水を飲むことで口腔内の乾燥を防ぐことも大切です。

5.忘年会後のセルフケア

飲み会の後、帰宅してそのまま寝てしまうことも多いかもしれませんが、最低限の口腔ケアは怠らないようにしましょう

歯ブラシが難しければ、デンタルリンスでうがいをするだけでも違います。

年末年始は忙しい時期ですが、寝る前の5分間を健康な歯のために使いましょう。

6.年末年始を健康な歯で過ごすために

楽しい時間を過ごしつつ、健康な歯で新年を迎えるためには、日々のケアが重要です。

とはいえ、個人でできる努力にも限界がありますので、お酒を飲む機会の多い12月は、意識して歯科検診を受けることがおすすめです。

普段気づかない問題が見つかるかもしれませんし、プロのクリーニングで口腔内をリフレッシュすることができます。

今年の締めくくりを笑顔で迎えるためにも、ぜひこれらのポイントを実践してみてくださね!