電子タバコならセーフ?歯の着色や影響について

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

ココアシガレットが電子タバコ・加熱式タバコにデザインを変え、発売されたそうです。時代の流れに合わせて、駄菓子も変わっていくのですね。

ここ10年程でよく見かけるようになった電子タバコ。おしゃれなデザインの製品も増えて、気軽に手に取りたくなりますね。

電子タバコは紙のタバコに比べて有害物質が少ないですが、全くの無害ではありません。身体や歯の健康を考えたら、できれば避けたほうがよいです。
今回は、電子タバコの歯への影響、健康への害について考えてみましょう。

タバコが歯に及ぼす影響

まずはタバコの成分が歯に及ぼす影響について知っておきましょう。

タバコの葉には、タールやニコチンいう悪い物質が入っていて、これらが歯や歯茎に悪さをします。

歯の黄ばみ:タールが歯に付着すると、歯が黄色や茶色に変色します。

口臭:タバコの物質が口の中に付着し、悪臭を出します。

唾液の減少
:ニコチンが唾液を減らすので、口が乾燥。虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

歯周病
:タバコの物質が歯周ポケットにたまり、歯茎の腫れや出血を引き起こします。進行すると歯が抜けてしまうこともあります。

 

タバコで歯の黄ばみや口臭はすぐに想像がつきますね。しかし、喫煙で歯周病のリスクも高くなることはあまり知られていません。タバコを吸う可能性のある方は、よく覚えておきましょう。

電子タバコは歯への影響は少ないの?

結論から申しますと、日本製の電子タバコはタール、ニコチンを含まないので、歯の黄ばみや歯周病への影響は少ないと言えます。しかし有害物質の有無や人体への影響は、今のところ十分にわかっていません。

たとえば、電子タバコの蒸気には、プロピレングリコールやグリセリンなどの化学物質が含まれています。食品添加物としても広く使われている成分ですが、これらの物質が肺に直接入ることのリスクは不明です。電子タバコを利用する際は、このことを覚えておきましょう。

海外製の電子タバコは要注意!


先ほども申しましたが、海外製の電子タバコ製品については、ニコチンなどの有害物質が含まれている場合が多く、注意が必要です。

国内では電子タバコによる事故は起きていませんが、海外では粗悪な製法の電子タバコの使用で死亡事故も発生しています。通販サイトで安価な海外製商品は、利用はおすすめできません。

まとめ

日本で正規に販売されている電子タバコは、ニコチンもタールも含まれていないので、歯の黄ばみや歯周病への影響は少ないです。

しかし、海外製の電子タバコ商品はニコチンが含まれていることもありますし、事故の報告もあります。もし使用するならやはり国内製のものが安心です。

当医院では患者さまの禁煙を積極的にサポートさせていただいております。タバコのことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。