横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。
食事やあくびのときに、あごから「カクッ」「パキッ」と音がしたことはありませんか。音だけで痛みがないため、そのままにしている方も多いかもしれません。
あごの音は、顎関節症でみられる症状の一つです。ただし、音が鳴るからといって、すべての方に治療が必要なわけではありません。
今回は、顎関節症の代表的な症状や原因、受診の目安についてお話しします。

顎関節症とはどのような状態?
顎関節症とは、耳の前にある顎関節や、あごを動かす筋肉に痛みや動かしにくさなどが生じる状態の総称です。主な症状には、次のようなものがあります。
- 口を開け閉めすると音が鳴る
- あごやこめかみの周辺が痛む
- 口を大きく開けにくい
- 食事のときにあごが疲れる
- 口の開閉が滑らかにできない
顎関節症には、関節の内部にある組織のずれや変化が関係するもの、あごを動かす筋肉に負担がかかって起こるものなど、いくつかのタイプがあります。
音が鳴るだけなら心配ない?
口を開けたときに音がしても、痛みがなく、食事や会話に困っていなければ、すぐに積極的な治療を行わず経過を見る場合があります。
ただし、以前より音が大きくなった、痛みを伴うようになった、口を開けられる範囲が狭くなった場合は注意が必要です。
特に、急に口が開かなくなった場合や、食事に支障が出ている場合は、早めに歯科医院へご相談ください。
あごに負担をかける身近な習慣

顎関節症は、一つの原因だけで起こるとは限りません。歯ぎしりや食いしばり、頬づえ、片側ばかりで噛む癖、長時間のスマートフォンやパソコン作業など、さまざまな要素が重なって症状が現れることがあります。
特に気をつけたいのが、起きている間の食いしばりです。集中しているときや緊張しているとき、上下の歯を無意識に接触させていないでしょうか。
本来、何もしていないときは、上下の歯の間にわずかな隙間があります。「唇は閉じても、歯は離す」と意識するだけでも、あごの筋肉を休ませることにつながります。
症状があるときの過ごし方
痛みがある時期には、硬いものや大きく口を開けて食べるものを控え、あごへの負担を減らしましょう。
ガムを長時間噛むことや、無理に大きなあくびをすることも避けた方が安心です。
一方で、自己判断で強く揉んだり、無理に口を開ける運動をしたりすると、かえって痛みが増す場合があります。
顎関節症の状態は一人ひとり異なるため、ご自身に合った方法を確認することが大切です。
歯科医院ではどのような治療をする?

歯科医院では、まずは症状やあごの動き、お口の状態を詳しく確認し、必要に応じて画像検査を行います。
顎関節症以外の病気が隠れていないかを見極めたうえで、その方に合った治療方針を考えていきます。
治療では、まず生活習慣の見直しやあごの使い方の指導など、身体への負担が少ない方法から始めるのが基本です。
症状に応じて、運動療法や、歯を守るためのマウスピースを使用することもあります。
日本顎関節学会の診療ガイドラインでも、初期治療として運動療法や口腔内装置が検討されています。
まとめ
あごの音だけで日常生活に支障がなければ、必ずしも治療が必要とは限りません。しかし、痛みや開けにくさ、食べにくさを伴う場合は、お口からの大切なサインです。
症状を我慢したり、自己流で対処したりせず、気になる変化があればプルメリア歯科クリニックへご相談ください。
あごへの負担につながる生活習慣を一緒に確認し、お口の状態に合った対応を考えていきましょう。