ドクター日記

歯垢除去率が3割アップ!デンタルフロスの効果とメリット

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

2月になりました。まだ寒いですが、暦の上では春です。

今年はマスクを外す機会が少しずつ増えそうですし、いつもよりもお口のケアに気を付けて、気持ちに良い春を迎えたいですね。

デンタルフロス、使ってないの?(YouTubeから)

歯ブラシをしっかりしたのに歯の間が黒くて、虫歯かと思ってあわてて通院。原因は虫歯ではなく、歯の間の食べかす…という内容です。

実は歯ブラシだけ歯を磨いても、歯の間の汚れは4割以上残ってしまうのですそれなのに日本では、まだまだデンタルフロスを使っている人は少なく、もったいないことです。

今回はデンタルフロスを使うメリットについて、日本人が特に知っておきたいことをまとめました。

こんなにすごい!デンタルフロスの歯垢除去率と、日本の残念な普及率

デンタルフロスは、歯ブラシと併用することで、虫歯予防にとても有効です。

デンタルフロスと歯ブラシを併用すると歯間の歯垢除去率がなんと30%増えるという研究結果があります。

(PILLBOXより引用 https://www.pillboxjapan.com/lp/dentek/)

こんなに効果があるのですが、日本での普及率はいまひとつです。

大手メーカーLIONが行った調査によれば、普段からデンタルフロスを使っている人の割合は

アメリカが60.2%、スウェーデンは51.2%、

そして日本はなんと19.4%という結果になりました。

日本人は10人中2人しかデンタルフロスを使っていないのですね。

歯の健康のためにも、大人も子供ももっとたくさんの方にフロスを使ってもらいたいと思いますが、少々めんどくさいのも事実です。

毎日使うのが理想ではありますが、週に2,3度使うだけでも効果がありますので、気軽に始めてみましょうね。

デンタルフロスが伝える、2つのお口不健康サイン

デンタルフロスを使うと、歯ブラシだけでは気づくことができない歯の変化を知ることができます。大切なサインですので、見逃さないようにしましょう。

① 初期の虫歯や、歯周病などの早期発見につながる

デンタルフロスを使っているときに、以下のような症状があれば初期虫歯や歯周病などの可能性があります。よく注意しましょう。

  • 歯の表面がデコボコしていて、ひっかかる感じがする
  • 歯は重なっていないのに、毎回同じ部分でフロスが引っかかる
  • 出し入れするときに糸がひっかかり、糸がボサボサになる

② 詰め物の状態が確認できる

デンタルフロスを使うと、歯の詰め物や被せ物などのチェックができます。

歯の詰め物や被せ物は、経年劣化や周辺・内部の虫歯が原因で、浮いてしまったり、グラグラと不安定になっていたりすることがあります。

フロスを使っていて被せ物が取れることもありますが、フロス自体が原因ではなく、被せ物やその周辺が不健康な場合が多いです。

まとめ

デンタルフロスは、歯間の食べカスや歯垢を除去するのにとても有効です。週に2,3回でも効果はあるので、気負わずに気軽に始めましょう。

デンタルフロスを使っていて歯が欠けたり、引っかかったり、詰め物が取れる場合は、お口の中が不健康になっているサインです。

初期であれば治療も軽く、短い通院期間で終了します。早めに歯科を受診しましょう。

 

グラグラ乳歯は引っこ抜くべき?乳歯の生え変わりと歯並びへの影響について

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みなさんは、ご自分の乳歯が抜けたときのことを覚えていますか?

自然に抜けた、グラグラしているのになかなか抜けなくて困った、寝ている間に抜けて飲み込んでしまったなど、いろいろなケースがあると思います。

私が子どもの頃は、「グラグラしている乳歯に糸をひっかけて一気に抜いた」という話をよく聞いたものですが、これは歯によくありません。

無理に歯を抜くと歯並びに影響することがあります。

今回は、歯の生え変わりの仕組みと歯並びへの影響、生え変わりの時に注意すべきことをお伝えします。

もくじ 

乳歯の本数と生えそろう時期について
乳歯が生え変わる仕組み
グラグラ乳歯を無理に抜くと起きること
14歳までに永久歯が生えそろわない場合は、歯科に相談を

 

乳歯の本数と生えそろう時期と矯正について

乳歯は上の歯が10本、下の歯が10本、全部で20本あります。

生後6か月頃から下の前歯から生え始め、最後の奥歯は3歳頃までに生え揃います。

ちなみに6歳以降に生える奥歯は永久歯で、生え変わることはありません

お子さんの歯科矯正は、奥歯の永久歯が生え始める6才頃を1期、永久歯が生えそろう12歳頃を2期のスタートとしています。


乳歯が生え変わる仕組み

歯の生え変わる前のお口をレントゲンで撮ると、乳歯の下に永久歯が写っているのが見えます。

永久歯の頭が乳歯の根っこの先に触れると、その刺激で乳歯の根っこは溶けて短くなります。

これがきっかけで、歯の生え変わりが始まります。

目に見えない歯茎の中で、乳歯と永久歯がバトンタッチをしているのですね。

このバトンタッチがうまく行われると、抜けた乳歯にほとんど根っこはつきません。

抜けた部分の歯ぐきには永久歯の先端が見えていることもありますが、理想的な生え変わりですね。

 

グラグラしている乳歯を無理に抜くと起きること

乳歯と永久歯のバトンタッチがまだなのに、急いで乳歯を抜いてしまってはいけません。

歯茎を傷つけ、歯の根っこが歯茎の中で折れる原因になります。

ばい菌が入って炎症を起こすこともあるのでグラグラしている乳歯、抜けそうな乳歯は無理にひっぱらずに自然に任せることをおすすめします。

 

14歳までに永久歯が生えそろわない場合は、歯科に相談を

14歳頃までに乳歯が抜けず、生え変わりが完了しないときには要注意です。

永久歯が正しい向きになっておらず、歯茎の中で埋没していたり、もともと永久歯が無いことなどが考えられます。(近年の日本人に増えているようです)

歯並びや虫歯に影響しますので、14歳頃までに親知らず以外の永久歯が全て生えそろわなければ、歯科にご相談ください。

まとめ

歯の生え変わりは、乳歯と永久歯のバトンタッチが行われるときに自然に起きるのが理想です。

無理やりひっぱって歯を抜くと、歯ぐきを痛めたり、歯並びに影響することがあります。

14才を過ぎても親知らず以外の永久歯が生えそろわない場合には、何らかのトラブルが考えられます。

歯の生え変わりや歯並びのお悩みは、いつでもプルメリア歯科クリニックにご相談ください。

歯科受診直後の献血はダメ?歯周病と健康リスクについて

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年末になり、街角で赤い羽根募金や献血を見かけるようになりました。

今年はシン・ウルトラマンが話題だったので、献血の広告塔になっているようです。

ところで献血と歯科治療ですが、歯科治療当日を含め、3日以内は献血ができないことをご存知でしょうか?

今回はその理由と、歯周病が健康に及ぼす影響に注目してお話します。

このブログを読むと、歯周病予防が健康と直結する理由もご理解いただけると思います。

 

========= もくじ =========

歯科治療時のお口の傷は、献血に影響します
歯周病菌は万病のもとになる恐ろしい病気です

歯周病の影響は 忘れた頃に現れます
セルフチェックと定期検診で歯周病予防を
まとめ

========================

歯科治療時のお口の傷は、献血に影響します

歯科治療の傷や出血は血液に影響が出ますので、献血を避けなくてはなりません。歯石除去でも影響が出ます

なぜかというと、お口の傷から口内の常在菌や歯周病菌が血管に入り、血液に乗って全身をめぐるからです。

日本赤十字の公式では以下のように発表しています。

出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方

出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)に関しては、抜歯等により口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるため、治療日を含む3日間は献血をご遠慮いただいています。

(日本赤十字公式HPより引用)

 

血液に菌が入ったとしても、健康な人でしたら自己免疫で2,3日中に回復できます。

しかし輸血が必要な状態の方にはハイリスクです。

歯科治療後の献血は、治療日を含めて3日間あける必要があるのはこのためです。

献血前の歯科治療のスケジュールや思わぬケガにはよく気をつけましょうね。

 

歯周病菌は万病のもとになる恐ろしい病気です

献血の例から、口内の傷から歯周病菌が全身にめぐることがお分かりいただけたと思います。

ここで少し怖い話をしますと、

現代医学において、歯周病菌は、心筋梗塞、脳梗塞、肺炎、高血圧、早産、糖尿病などの全身疾患の引き金になることが分かっています。

 

さらに、日本臨床歯周病学会の報告では

歯周病菌はそのものだけでなく、死骸も毒素を持ったまま血管に残り、血糖値に悪影響を及ぼすことも明らかになっています。血管が詰まる原因になるのですね。

歯周病は健康を脅かす恐ろしい病気です。

元気で長生きするためには、歯周病は本気で対策しなくてはいけない病気です。

私たちはそのことを、早いうちから意識しなくてはならないのです。

 

歯周病の影響は 忘れた頃に現れます

歯周病の影響は、若くて元気なときは気が付きません。

ですが、大病や加齢などで体力が落ちる頃に影響が出てきます。

だからみなさん油断してしまうのです。

45歳以上の日本人の8割は歯周病を罹患しているという報告もありますから、症状が出ていないうちから対策することが大切です。

 

セルフチェックと定期検診で歯周病予防を

歯周病について代表的な症状をあげますので、チェックしてみましょう。

 

結果はいかがでしたか?

「何となく当てはまる気がするけど、それって珍しいの?」と思う方もいるかも知れませんね。

歯周病は自分で防いだり、治療するのは難しい病気ですので、症状の有無にかかわらず、年に2,3回の定期検診をおすすめします。

お口の状態の他に、歯みがきの仕方や生活習慣を見直すことで、歯周病対策ができます。

歯周病の原因となる歯石取りや、クリーニングも忘れずに行いましょう。

まとめ

歯科治療の当日を含め3日間は、献血が受けられません

お口の傷から歯周病菌などの菌が入り、血液に乗って全身をめぐるからです。

歯周病は全身の健康と直結していることを意識しましょう。

定期検診には通院のしやすさが大切です。歯の健康については、土日祝も診療可能なプルメリア歯科クリニックにご相談ください。

歯のクリーニングは何回の通院が必要?当院の治療方針

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秋も深まり、東戸塚駅前の銀杏並木も色づいてきました。

外国からの旅行客も増えました。

マスクを取って歩いている方を見ると、やはり口元を見てしまいます。

歯の色は第一印象を左右しますよね。

 

歯の色を明るくするにはホワイトニングがおすすめですが、

歯のクリーニングで着色や歯石を取るだけでも、口元の印象はかなり変わります。


保険の範囲内で歯のクリーニングを行う場合は、お口の検査が必要
になります。

他院では通院が何回かに分かれてしまうことがあるようですが、プルメリア歯科クリニックでは、患者さんとよく相談して、できるだけ少ない通院回数で治療ができるように目指しています

また、クリーニングを通じて、患者さんにお口の健康を意識していただけるようなケアができるように努力しています。

今回はその理由と、当院の治療方針についてまとめます。

 

歯のクリーニングと保険医療制度

基本的に現在の日本の保険制度は、調子が悪い部分に対して必要最小限の治療することを定めています

施術を行う前には、本当にその治療が必要なのか検査をして判断する必要があります。

歯のクリーニングは、歯肉炎や歯周病の治療が目的ですから、保険の範囲で診療するためには検査が必要なのです。

もしこの検査でお口の不具合が見つかれば、元気な口内環境を取り戻すきっかけにもなりますので、当院ではこの検査結果を患者さんと共有することをとても大切にしています

歯のクリーニング前の検査

当医院では、歯のクリーニング前にこのような検査をしています。

・カウンセリング
・歯と歯ぐきの間のすき間の測定
・お口の中の状態やかみ合わせのチェック
・レントゲン診断

どれも歯肉炎、歯周病の進行具合など、お口の環境状態をみるために有用な検査です。

 歯のクリーニングの通院回数と、当院の治療方針について

歯のクリーニングは、歯の汚れや歯周病の進み具合などによって、治療の回数が異なります。

保険の範囲で診療する際、医院によって対応が任されている部分でもあります。

予約時間枠が短い歯科の場合、どうしても治療の回数に融通がきかせづらくなりがちです。

 

プルメリア歯科クリニックは、お一人あたりの予約時間枠を長めに取るという治療方針です。

患者さんに、予約時間10分前のご来院と、来院日のお約束を守っていただくことで、

患者さまのお口の状況やご希望に合わせて治療することが可能になりました

 

歯のクリーニングの説明や検査の他、ご希望に応じて歯の治療もできるように努めておりますので、治療内容や回数の疑問など、お気兼ねなくご相談ください。

まとめ

歯のクリーニングは、施術はもちろんですが、事前の検査も大切です。

プルメリア歯科クリニックでは、患者さんの予約時間と来院約束を守っていただくことで予約時間枠を長めに確保して、検査やカウンセリングを十分に行い、少ない来院回数でも治療ができるように努力しております。

気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

歯を失うのは何歳から?歯の残存数と人生の質について

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

歯の残存数1

食欲の秋。みなさん、ご自分の歯を大切にしていますか?

健康な歯を失うと美味しさも半減します。

歯の本数は健康と直結しますので、大事にしましょうね。

今回は歯の残存数と治療について、お話ししていきます。

もくじ

・45歳以降、歯を失う機会が増えます

・美味しく食べるために、自分の歯は18本は必要です

・気な歯を維持するためにできること

・まとめ

45歳以降、歯を失う機会が増えます

成人の歯の本数は28本です。

(親知らずはこれとは別に4本あります。)

統計的に見ると、40代半ばでは歯を失うケースはそんなに多くはありません。

しかし45歳を過ぎるころから、歯を失う患者さんが多くなっていきます。

虫歯、歯周病の放置、歯にヒビが入った、折れてしまった、という原因が多いです。

45歳というとまだまだ若い年代ですし、働き盛りですよね。

最初の歯が抜けてしまったときのショックは、みなさん大きいです。

抜歯の必要をお伝えすると、みなさん気の毒なくらいがっくりと肩を落とされます。

美味しく食べるために、自分の歯は18本は必要です

こちらはツイッターの記事です。

歯の残存数とおいしく食べられる食品の目安がわかりやすくまとまっています。

こうやって目で認知できると、お口のケアにも力が入りますね✨

 

歯が抜けるとどうなるか

歯を失って初めて大切さに気が付くといいますよね。

具体的にどういうことなのか考えたことはありますか?

順を追って考えてみましょう。

歯の残存数2

まず、1本抜けただけでもとても不自由だと感じると思います。

他の歯や歯並びにも影響しますから、放置するわけにもいかない。

治療をしても、どうしてもしばらくは違和感が残る。

そして、どの治療を選んでもご自分の歯と比べてどうしてもメンテナンスに時間がかかります。

 

2本目以降抜けてからは特に、歯の大切さに気が付く患者さんが多いです。

治療の選択肢がどんどん減っていくからです。

 

1,2本抜けたのなら、時間も費用も比較的痛手はありません。

しかし次々抜けていくと大掛かりになっていきます。

部位によっては、抜けた歯よりも少ない本数しか入れられないこともあります。

インプラントをご希望でも、総入れ歯をお勧めする場合も増えてきます。

元気な歯を維持するためにできること

寿命がどんどん長くなっている時代ですから、中年以降も元気で暮らしたいですよね。

中年以降の歯の残存数は特に、もともとの体質や、

それまで歯にどれくらい気を遣ってきたかで差が付きます。

具体的にできることは、

  • 定期的にメンテナンスを受ける
  • 歯磨き+フロスや歯間ブラシをする
  • 歯ぎしりや食いしばりによるダメージを防ぐ
  • 食生活を見直す
  • 喫煙・節煙をする

そしてなんといっても定期検診です。

 

まとめ

一般的に45歳を過ぎた頃から歯が抜け始めます。

体質もありますが、やはりご自身のケアと定期検診の習慣で歯の残存数が変わります。

歯の定期検診は決して高い治療ではありません。

歯の健康は生活習慣病の予防、ひいては人生の質の向上にもつながりますから、計り知れない価値があります。

ご自分の健康寿命への投資と考えて、歯の定期検診は定期的に受けましょう。

歯科の来院は予約時間の何分前到着がギリギリセーフ?

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

 

イベントや広告、CMでも秋の味覚を紹介するものが増えました。

月見バーガーの話題も盛り上がっていますし、日中は暑くても秋を感じます。

 

 

そんな秋の味覚も、お口の中の環境が整ってこそ楽しめるもの。

歯が痛かったり、違和感があったりしては楽しみ半減です。

定期検診や治療を忘れずに、痛くなる前のケアを大切にしましょう。

======  もくじ  ======

・気になる動画から

・プルメリア歯科クリニックで予約10分前の来院をお願いしている理由

・治療開始時間が遅れることで患者さんに起きてしまうデメリット

・どうしても都合がつかない場合はお電話ください

・まとめ

======================

 

気になる動画から

最近患者さんからこんな楽しい動画を教えていただきました。

※ショート動画で音が出ますので、ご注意ください。

必ず予約に遅刻する人は歯医者で指が〇〇になるわけ#Shorts
 

私も思わず笑ってしまいました。

視聴者さんからは

「10分でも遅れたら困るんだよね。お願いよ!!って感じw」

「仕事柄よくわかります」

「どれくらい早めに行けばいいのかわからなかったから、15分前と明示してくれて助かった」

…などの趣旨のコメントがありました(一部抜粋・補足あり)

 

言いづらいことを楽しく、共感してもらえる伝え方をするのは大切だと強く感じました。

振り返りますと、患者さまに私の思いをお伝える機会が少なかったように思います。

この場を借りて、プルメリア歯科クリニックの治療時間・来院時間についての考えをお伝えしたいと思います。

 

プルメリア歯科クリニックでは予約10分前の来院をお願いしている理由

 

プルメリア歯科クリニックでは患者さまに、 予約のお時間10分前まに来院されますようお願いしております。

ご予約いただいたお時間に診療ができなくなってしまいますので、保険証や医療証も忘れずにご持参いただき、ご来院いただけますようご協力の程お願いいたします。

 

過去にお越しいただいた患者さまからは、他の医院と比べて厳しいとお叱りを受けたこともありました。

こまごまとお願いをしてしまうことを、私も心苦しく思っております。

 

ただ、患者さんにはお忙しい中で足を運んでくださったのですから、最高の医療サービスを提供したいと願っています

許された時間の中で、私が最初から最後まで責任を持って治療を行いたいのです。 

 

10分の余裕をもってお越しいただくことで、患者さまをお待たせすることが無くなります。

患者さんの健康のためにも感染予防の対策は徹底して行いたいですし、密の回避にもつながります。

すべての患者さまに安心して心地よく受診していただけるために、一人ひとりのご協力を今一度お願いいたします。

 

治療開始時間が遅れることで患者さんに起きてしまうデメリット

来院時間が遅れると、患者さまにどんなデメリットがあるのでしょうか?

私たち歯科医は、限られた時間の中で計画を考え、何回かにわたって治療を行います。

たとえば歯の詰めのケースだと、

 口内チェック→古い詰め物除去→型取り→詰め物装着

という手順が必要なのですが、来院時間が遅れると予定の治療ができないことがあります。

保険診療は治療の具体的な手順や時間が決められていることを考えましても、融通をきかせにくいのです。

なので、短い時間で治療を詰め込み終了させることもできないのです。

申し訳ないのですが、あまりに受診時間が遅れた場合には、治療をお断りせざるを得ないことをご了承ください。

 

どうしても都合がつかない場合はご連絡ください

基本的にはできる限りキャンセルはしないようお願い致します。

とはいえ、やむを得ない理由で予約をキャンセルしたり、予約に間に合わなかったりすることもあると思います。

その場合はできる限り早くご連絡くださるようお願いします。

空いた時間で他の患者さんへの治療方針を考え、急患を受け入れることもできます。

他の患者さんにとっても、私にとっても大変助かります。

 

うっかり予定を忘れてしまった時にもご連絡をください。

大丈夫です、私たちはプロの歯科医です。

先の動画の稲葉先生のようにその瞬間は内心つい怒ってしまうこともありますが、いつまでも怒り、固執することはありません😊

(もちろん悪質なキャンセルはダメですよ!)

 

まとめ

プルメリア歯科クリニックでは、ご予約時間の10分前までにお越しください。健康保険証や医療証必ずご持参ください。

ご予約時間ちょうどに最高の治療がスタートできるように用意してお待ちしております。

良い治療、良い歯科は患者さまのご協力と信頼関係の上で成り立っていますので、みなさま、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

1回のキスや頬ずりで虫歯菌がうつる?赤ちゃんの虫歯予防は周囲の大人から

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのブログページです。

お盆が過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね。本日、東戸塚も40℃を超えるのだとか💦

無理せず元気に過ごしましょうね。

大人の唾液から、赤ちゃんに虫歯がうつるって本当?

世間では感染症が猛威をふるっていますが、実は虫歯も感染症の一種だとご存知ですか?

生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌は全く存在しません。

もともと生まれ持っていたり、お口の中で自然発生したりするものでは無いのですね。

 

どこかの機会で虫菌をもらって、お口の中に感染してしまうのですが、

その原因の多くが「両親の唾液を介しての感染なのです。

スキンシップや頬ずり、キスも感染源になりますが、どれくらい心配したらいいの?

1回のキスや頬ずりでうつっちゃうの?

今回はそんな疑問と対策について分かりやすく解説します。

 

【記事の内容】

・赤ちゃんを虫歯から守ろう~ツイッター記事から

・赤ちゃんへの頬ずり、キスで虫歯は感染する?

・負担少なめで、赤ちゃんの虫歯予防を行う方法

・子育てをきっかけに自分の歯のメンテナンスを始めましょう

・まとめ

 

 

最近では保健所の検診でも良く言われますし、私よりも若い世代のご両親はご存知かもしれませんが、

口移し食器の共有はご法度ですが、食事を冷ますときのフーフーも感染源になります。

(食事を冷ますときは保冷材や扇風機を使うのをおすすめします)

くしゃみもアウトですね。

赤ちゃんへの頬ずり、キスで虫歯は感染する?

結論から言いますと、赤ちゃんへの頬ずりやキスからも虫歯が感染します。

フーフーでも感染するくらいですから、

大人の唾液が赤ちゃんのほっぺたにダイレクトについてしまうキスやほおずりリスクが伴います。
 
1回や2回のキスや頬ずりで虫歯菌に感染するとは考えにくいですが、これらの行為を習慣的に行うと赤ちゃんにうつってしまう可能性が高まります。
 

私よりも上の世代は共感していただけると思いますが、両親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんや親戚も、キスや頬ずりをよくしていましたよね。

しかし赤ちゃんの口内環境を考えると、親戚の皆さんも赤ちゃんへの虫歯感染リスクもよく知っておいたほうが良いと思います。

 

負担少なめで、赤ちゃんの虫歯予防を行う方法

しかし、赤ちゃんの時期なんてほんの短い期間ですから、精一杯スキンシップをとってかわいがってあげたいですよね。

赤ちゃんへの虫歯感染を気にして、頬ずりをしない、(ご両親でしたら)キスもできないなんてもったいないと思います。

 

そこで私たち歯科医は、赤ちゃんが生まれる前から3歳になるまでの4年間は特に、周囲の大人が特に気を付けて口内環境を整えることをおすすめします。

具体的には虫歯の治療を済ませておくこと歯科検診を受けることですね。

 

ご自分でできることとしては、お口の環境を悪くするような習慣を直すことをおすすめします。

 

 

  • だらだら食べを辞める
  • デンタルフロスなどを使って歯磨きを丁寧に行う(夜だけでも)
  • ガムを食べる習慣を取り入れる
  • よく噛んで食べる

 

子育てをきっかけに自分の歯のメンテナンスを始めましょう

2018年に歯科医師会が全国の15〜79歳の男女1万人に行ったアンケートでは、

・もっと早くから歯の健診や治療をしておけばよかったと、全体の4人に3人(75.7%)が後悔している

・歯の健診・治療をギリギリまで対応しない「先延ばし派」が最も多いのは20代で、約6割

という結果が報告されています。

あなたの歯の健康や口内環境は、健康寿命を左右します。

歯の健康が急激に悪化するのは40代からと言われています。

お子さんを授かるのは、20代から30代くらいの方が多いと思いますので、子育てをきっかけに自分の歯のケアを見直してみることをお勧めします。

=== まとめ ===

赤ちゃんへの虫歯は、主に周囲の大人の唾液を介して感染します。

口移し、食器の共有、食事を冷ますときのフーフー、ほおずりやキスも感染源になります。

唾液を付けない努力ももちろんですが、ご自身の口内環境を整えて虫歯の治療をしましょう。

赤ちゃんへの虫歯感染がリスク減りますし、ご自身の歯の健康を見直すきっかけにもなります。

歯はあずきバーよりも硬い?モース硬度について

東戸塚の歯医者、プルメリア歯科クリニックのお知らせページです。

院長の山田です。

今年は早々に梅雨が明け、記録的な猛暑がやってきましたね。

戸塚の夏の一大イベント「とつか夏祭り」を楽しみにしていましたが、令和4年も中止となってがっかりしています。

明日からの三連休は雨続きで、熱中症には要注意です。

手首足首を冷やしたり、ひんやりした食べ物を食べるなどして対策をして元気に過ごしましょう。

 

あずきバーは歯よりも固い!?

冷たいものと言えば、2,3年前に「井村屋のアイスバーが歯よりも固い」と世間で話題になりましたよね。

業務用冷凍庫でカチカチに凍らせたあずきバーは、一時的にではありますが、サファイヤやダイヤモンドに匹敵する硬さになるそうです。

その硬さはなんと、モース硬度10!

一方、人間の歯のエナメル質のモース硬度は7。水晶に匹敵する硬さです。

あずきバーには敵いませんが、私たちの歯は鉄よりもずっと硬いんですよね✨

歯は傷には強くても打撃に弱い

ただここで気を付けなくてはならないのは、モース硬度は引っかいたときの傷つきづらさの基準であって、割れにくさを表すものではありません

歯と鉄がゴシゴシ削り合ってけんかした場合は歯が勝利しますが、殴り合いのケンカになったら歯が負けてしまうのです。

小学生男子のみなさん、歯が最強と思ってはいけませんよ。

 

歯は捻挫や打撲もします

ちなみに歯はねんざや打撲だってします。

スポーツでなどで歯をぶつけると、外傷はなさそうなのにしばらくいたいことってありますよね。

歯自体が割れなくても、中にある神経が炎症を起こしたり、ダメージを受けてたりしていることもあります。(これを歯の捻挫や打撲といいます。)

表面は硬くてもやはり、中身はデリケートです。

歯をぶつけた時には、レントゲンをとって歯の状態をしっかり確認することをおすすめします。

歯がもろくなる原因を知っておきましょう

ところで、歯はいつでも硬い状態ではありません。いろいろな原因でもろくなります。

 ・エナメル質が虫歯で溶けた
・睡眠中やスポーツ中などの歯ぎしり
・加齢
・神経を抜いて栄養が届かなくなった

意外とみなさん意識していないのは、歯は神経を抜くと急激にもろくなるということです。

下の図のように、歯の中には歯髄という神経があり、その周辺の毛細血管から歯に栄養を送っています

神経を抜くと、栄養を届ける仕組みがなくなるわけですから、色がくすみ、もろくなります

。痛覚が鈍くなり、歯の変化に気が付きにくくなることもリスクですね。

それで歯の寿命は本来よりも約10年短くなると言われています歯の治療を受ける時にはよく覚えておきたいことです。

歯が弱ると、家庭用の冷蔵庫から出したあずきバーに負けてポッキリ折れてしまうことも考えられます。

暑いもの、冷たいもの、硬いものもいつまでもおいしく食べられるために、歯科で定期的なメンテナンスを受けましょう

。歯の神経を取ってしまっても、定期検診を受け続けることで歯の寿命を延ばすことができます。

お口のお悩みは横浜市戸塚区の歯医者、プルメリア歯科クリニックにご相談ください。

金歯治療の歴史とメリット

こんにちは。横浜市戸塚区のプルメリア歯科クリニック 院長の山田です。


6月になり、雨の日が多くなりましたね。少々気が重い時期ではありますが、昨年と比べると少しずつイベントが再開し、横浜にも活気が戻ってきたように思います。
東戸塚の西武では先日、キン肉マンの催事が開かれたそうです。懐かしいですね。

さて、今回はキン肉マンの「キン」の字にあやかって「金歯」のお話をしましょう。

金歯は4000年以上前から存在する歯科治療です

最初に金歯を使い始めたのは、古代エジプト人だという記録があります。なんとB.C.2000~3000年頃エジプトのミイラの歯に黄金が詰められていたそうです。写真を見てみると歯科矯正のブラケット(ワイヤー矯正)にも似ていますが、抜けてしまった歯を固定しているのだそうです。当時の歯科治療の技術にも驚きますが、4000年以上前のミイラの中に金歯がそのまま残っていたことにも驚きですよね。

金歯は歯の治療で優秀な素材です

権力の象徴だけでなく、金歯にはメリットがあります。

金属アレルギーが起きづらい
②膨張率や硬さにおいて歯との親和性が高く、二次虫歯になりづらい
劣化しづらく長持ちする

先ほどのミイラの例もありますが、金は程良い硬さで歯のなじみが良く、とても長持ちする素材です。実際に日本でも、金歯は50以上年経っても劣化しないという報告があります。少々費用はかかりますが、長期的に見てかなりのメリットがある治療といえます。

一方、銀歯の寿命は3~5年だといわれています。値段を気にして銀歯にしてしまうと、劣化が進み、虫歯や歯周病をの原因になる可能性が高いです。きちんと定期検診に通っていればリスクは下がりますが、それでもやはり歯自体の負担も大きいです。治療の際にはメリットやコスパをよく考えて、自分に最適な被せものを選びましょう。

治療の素材は適材適所で選びましょう

みなさんは、金歯というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
最近いらした若い患者さんは「おじいちゃんの前歯がピカピカの金ですごく目立っていた」と話しておられました。日本では40~50年くらいに金歯が流行しましたが、最近あまり見かけなりました。
前歯はやはり、歯の色に近いセラミックが美しいですね。

金歯にするなら奥歯の目立たない部分がお勧めです。審美性はもちろんですが、食事の際に力がかかる部分なので、強度の面でも安心です。セラミックは目立ちにくいですが、力が加わると割れやすい素材です。何でも適材適所ですね。

その他にも、治療方法やお口のお悩みについて気になることがあれば、横浜市戸塚区のプルメリア歯科クリニックにご相談ください。

顔の成長・あごの成長と歯並びについて

こんにちは。横浜市戸塚区のプルメリア歯科クリニック 院長の山田です。

ゴールデンウィークが明けました。
今年は飛び飛びの連休でしたが、みなさまいかがお過ごしでしたか?
外出規制が解け、久しぶりに友人や両親、親戚に会えた方もいらっしゃると思います。 姪っ子さんや甥っ子さんの急成長に驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いまだマスク着用ではありますが、人に会えるありがたさを感じますね。

小中学校の入学時期は、顔の骨格の急発達期と重なります

急成長と言えば、定期検診に通うお子さんを診ていて驚くのですが、小学校、中学校に入学すると急に成長しますよね。
顔の丸みが消え、子どもっぽさが抜けてぐっと大人に近づきます
生活環境の変化もありますが、実はそれだけが理由ではありません。
身体と顔の骨格が急発達するのがちょうどその時期なのです。

ヒトの顔の成長5才までに4割10才ごろまでに8成長し、20才頃までに成長が完了します。
顔の成長にも
順番があって、最初に顔の幅、次に顔の長さと深さが成長していきます。 

あごの骨は上から下の順に成長します

歯並びに大きく関係するあごの骨の成長についても注目しましょう。

上下のあごの骨の成長にも順序があります。
上あごは下あごの骨よりも先に成長します。脳に近い場所から成長するんですね。
一般的には上あごの骨は小学校低~中学年の時期に急成長します。
(これを成長スパートといいます)

一方、下あごの骨は上あごよりも遅い時期に成長スパートを迎え、より遅くまで成長が見込まれます。
下あごの骨は思春期が終わる頃まで成長するといわれているので、思春期のスタートが遅い男子は女子よりも成長完了が遅くなる傾向があります。

ツイッターに分かりやすい記事がありましたので引用します。

あごの成長を利用して歯並びが調整できるのは思春期終了前までです

歯並びの遺伝的要因はかなり大きいです。
歯の大きさは先天的に決まっていて、成長によって歯が大きくなることはありません。
親族や親御さんの歯の形は遺伝しますので、調整はできないのです。

「え~、お父さんもお母さんも歯並び悪いよ」

とがっかりするお子さんもいらっしゃると思いますが、大丈夫。
あごの発達や歯の位置を調整することで、歯並びはきれいになります。

あごの骨の成長スパートまっただ中のお子さんたちは、成長期を利用して、あごの骨の幅を拡げて歯が並ぶスペースを作ったり、下あご骨の成長を促して歯並びや嚙み合わせを調整することができます。

子どものうちだけのメリットといえます。

 

美しい口元はグローバル社会での活躍にも有利です

学校でIT 教育が始まり、今後は仕事のグローバル化も今より加速していくことでしょう。
先進諸国では歯並びがとても重視されて、仕事にも影響するそうです。
「自分の歯のお手入れもできないなんて信じられない!」という価値観の国もあるようです。

プルメリア歯科クリニックでは、歯の健康だけでなく、見た目の美しさを整える治療も行っています。
目立ちにくいマウスピース矯正も行っていますので、歯並び、噛み合わせの疑問やお困りなどあれば、どんな小さなことでも気軽にご相談ください。