横浜市戸塚区、東戸塚のプルメリア歯科クリニックです。
「抜けた乳歯は記念に取ってあるのに、次の歯がなかなか見えてこない」。そんなとき、毎日の仕上げ磨きで同じ場所を確かめてしまう保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お友達の歯が次々に生え変わっていたり、反対側の歯だけ先に出てきたりすると、余計に気になるものです。今回は、歯の本数を数えることよりも、待っていてよいのか迷ったときの考え方をお伝えします。

まずは「遅い」と「ない」を分けて考えましょう
遅いと感じることと、永久歯がないことは同じではありません。
歯ぐきからまだ見えていなくても、その下で永久歯が育っていることがあります。一方で、生える向きや通り道、歯そのものの有無など、確認が必要なこともあります。見える部分だけで結論を出さず、まず状態を知ることが大切です。
生え変わりには個人差があります。周りのお子さんと同じ速さで進んでいないという理由だけで、問題があるとは限りません。
「何か月待てばよい?」に一律の答えはありません
乳歯が抜けてからの日数だけで、受診の必要性を判断するのは難しいものです。お子さんの年齢、どの歯なのか、反対側の歯はどうなっているかによって、確認したいことが変わります。
特に、反対側の同じ歯は十分に生えているのに、片側だけ見えてこない、片側の乳歯だけ長く残っているなど、左右の違いが気になる場合は、一度歯科医院にご相談ください。痛みがなくても相談して構いません。
受診するときは、三つのことを教えてください
① どこの歯が気になっていますか
上か下か、右か左か。正確な歯の名前が分からなくても、指で示していただければ大丈夫です。
② いつ頃から気になっていますか
乳歯が抜けた時期や、違いに気づいた時期を、分かる範囲でお伝えください。日付を正確に覚えていなくても構いません。
③ その後、変化はありましたか
歯の先が少し見えてきた、反対側だけ伸びてきたなど、気づいた変化があればお聞かせください。以前のお口の写真があれば、経過を伝える助けになることもあります。
歯科では、歯ぐきの下の様子も確かめます

お口の中を見て、乳歯の残り方や生える場所の様子を確認します。必要に応じてレントゲンを撮り、永久歯があるか、どこにあり、どちらを向いているかなどを調べます。
生まれつき永久歯がつくられていない「先天性欠如歯」や、余分な歯が生えるのを妨げる「過剰歯」が見つかる場合もあります。ただし、これらは考えられる理由の一部です。「生えてこないから、きっと歯が足りない」と決めつける必要はありません。
検査は、すぐに治療を始めるためだけのものではありません。経過を見てよいのか、対応が必要なのかを考えるための確認でもあります。
「様子を見る」ときも、次の確認を決めましょう
経過を見ることになったら、「次はいつ確認するか」「その前にどんな変化があれば連絡するか」を聞いておくと、ご家庭でも見通しを持ちやすくなります。
気になって何度も歯ぐきを触ったり、残っている乳歯を無理に抜こうとしたりせず、歯科医院で確認した方針に沿って見守りましょう。

まとめ
生え変わりの相談は、「異常があると分かってから」するものではありません。「このまま待ってよいのか分からない」という疑問そのものが、相談のきっかけになります。
ご家庭で大切なのは、歯の本数や病名を判断することより、いつもと違う様子に気づくことです。あとは歯科医院で、お口の中の状態と照らし合わせて考えていきましょう。
プルメリア歯科クリニックでは、お子さんの歯の生え変わりについてもご相談いただけます。定期検診の際にも、「ここの歯が気になります」と遠慮なくお声がけください。
待つ時間を、不安なまま過ごす時間にしないために。 まずは今のお口の状態を一緒に確認していきましょう。